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ホテルチェーン大手のウィンダム、中国で約1,000ホテルを閉鎖 新型コロナウイルスの影響で


中国を中心に新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染が拡大していることを受けて、ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツは、中国で系列ホテルの7割に当たる約 1,000 ホテルを閉鎖したことを明らかにした。


CFOのミシェル・アレン(Michele Allen)氏が 2019 年の業績発表の際に明かしたもので、営業を続けているホテルでも宿泊客が減少しているという。新型肺炎の影響で、ホテル業界の今年の業績見通しは悪化の一途だ。


アレン氏はこの影響は「少なくとも3月末まで続くと見込んでいる」とし、中国におけるウィンダムの稼働率が約 75% 減少したことも明かした。また、韓国、シンガポール、タイを中心とする東南アジアの系列ホテルでも稼働率は減少傾向にあるという。


RevPAR については、今年は 200 ~ 400 ベーシスポイント減少すると予想。これは、EBITDA が約5億5千万円(500万ドル)減少し、通年では調整後EBITDA が約8億8千万~13 億2千万円(800 万-1200 万ドル)減少する可能性を意味する。同社が世界に有する約 9,300 ホテルのうち、中国には約 1,500 軒があり、調整後EBITDA の2%を占めている。


新型肺炎の影響は、既存店での閉鎖にとどまらずホテルの開業にも影響があるようだ。アレン氏は「第1四半期に開業予定していた中国でのホテル開業は、今年後半にずれ込むことが予想される」とし、「その結果、ホテル客室数の伸びは、中国では横ばいからマイナスになる」と述べた。


新型肺炎が拡大する以前、ウィンダムの業績は比較的良好で、2019 年第4四半期の純利益は49% 増の約 70 億円(6400 万ドル)、通年では3%減の約172億円(1億 5700 万ドル)だった。調整後EBITDAは第4四半期で22%増の1億5300万ドル(約 169 億円)、通年では 21% 増の約 673 億円(6億1300万ドル)。2019 年の客室数は前年比で3%増加した。


 


ヒルトンも、中国で約150のホテルの閉鎖を発表


新型コロナウイルスの影響によるホテルの閉鎖はウィンダムだけではない。ホテルチェーン世界大手のヒルトン・ワールドワイドの最高経営責任者 (CEO) 、クリス・ナセッタ氏は、中国で約 150 のホテルを閉鎖した。


同社によると、今後 12 カ月間は新型肺炎への対応を迫られる可能性があるとの見解を示し、新型肺炎による影響が長引けば EBITDA(利払い税引き前減価償却償却前利益)に約 27 億円(2500万ドル)から約 54 億(5000万ドル)の影響が出る可能性があると述べた。


中国はヒルトンワールドワイドの EBITDA 全体の 2.7% を占めている。また、通年でみると RevPAR(販売可能な客室1室あたりの売上)の伸びは、100 ベーシス・ポイント減少する可能性があるという。


 


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