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新石垣空港、開港5周年 機材大型化や直行便化で利用者急増




南ぬ島石垣空港(石垣空港)は、きょう3月7日に開港5周年を迎えた。





空港ロビーではセレモニーが開かれ、保育園児が踊りを披露した。さらにモデルプレーンなどが当たるお楽しみ抽選会や、就航する航空会社各社のモデルプレーンの展示、制服の試着体験、石垣島フォトブース、ミス八重山パネル展などが行われ、多くの人で賑わった。





新空港は市街地にあった旧空港を移転して、2013年3月7日に開港した。旧空港は滑走路の長さが1,500メートルと短いことから、燃料を満載した東京/羽田行きの直行便は運航できず、沖縄/那覇での給油が必要だった。新空港では滑走路が2,000メートルとこれまでより500メートル長くなったことから、東京/羽田までの燃料を搭載した状態でも離陸が可能となり、東京/羽田への往復の直行便化が実現し、所要時間は約1時間短縮された。さらに国際線ターミナルが整備されたことで、チャイナエアラインの台北/桃園線も定期便化された。





中山義隆石垣市長は開港5周年セレモニー後、報道陣の質問に対し、旧空港の利用者数に基づいた需要予測で建設した新空港の利用者が増加し、処理能力が限界に達していることから、ターミナルビルの増築や滑走路の延伸、運用時間の延長によって対応する見通しを示した。国内線ターミナルと国際線ターミナルを通路で繋ぐほか、カードラウンジを開設する計画もあるという。



現在は、全日本空輸(ANA)が東京/羽田・名古屋/中部・大阪/関西・沖縄/那覇・宮古、日本トランスオーシャン航空(JTA)が東京/羽田・大阪/関西・沖縄/那覇・宮古・与那国、琉球エアーコミューター(RAC)が沖縄/那覇・宮古・与那国、ピーチが大阪/関西、ソラシドエアが沖縄/那覇、香港エクスプレス航空が香港を結ぶ路線をそれぞれ運航している。チャイナエアラインが季節定期便の台北/桃園線を再開するほか、ANAが福岡線を新設、香港エクスプレス航空が香港線を週2便から週6便に増便する。



石垣空港

ANAは、1989年に石垣に就航した。2012年10月に大阪/関西〜石垣線、2013年1月に名古屋/中部〜石垣線をそれぞれ再開。新空港の開港後となる2013年3月31日には東京/羽田〜石垣線の運航を1日1便で再開し、利用が好調であることから、2014年2月からは1日2便に増便している。JTAも東京/羽田〜石垣線を一部期間、ボーイング737型機からボーイング767型機に機材を変更し、日本航空(JAL)の機材と乗務員で運航していた。



ANAによれば、近年では沖縄へのリピーター客で石垣や宮古などの離島を訪れる人が増加しているほか、沖縄/那覇での乗り継ぎを敬遠して直行便を利用する人も増えているという。中型機の直行便の就航により、従来は費用面や人数の多さから難しかった首都圏の私立高校の300人規模での修学旅行も可能となり、旅行会社とともに誘致活動を行っている。

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