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エアバスA350-1000型機、マニラに向けて羽田空港を出発




中東とアジアを巡るデモ飛行ツアーの一環として羽田空港に飛来していた、エアバスA350-1000型機がきょう2月14日午後8時半頃、離日した。



エアバスA350-1000型機の日本への飛来は初めてで、きょう2月14日午前0時過ぎにオークランド国際空港から羽田空港に到着。羽田空港にある日本航空(JAL)の格納庫で報道陣や関係者らにお披露目されていた。今回飛来したのは、3機ある試験飛行機の中で完全な客室を装備した1機であるMSN065。ビジネスクラス40席、エコノミープラス36席、エコノミークラス219席を配置している。



この後はマニラのニノイ・アキノ国際空港に寄港し、デモフライトなどを実施する。現地時間16日午後にもニノイ・アキノ国際空港を飛び立ち、拠点であるフランスのトゥールーズに戻る予定。



エアバスA350-1000型機は、エアバスA350XWBの中で最大の機種。胴体はエアバスA350-900型機より7メートル長い。システムや部品は両機種で95%が共通化しているなど、他のエアバス機とも高い共通性を有する。ロールス・ロイス社製のトレントXWB-97エンジンを装備している。主翼やフレームなど約53%が炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、高荷重フレームやランディングギア、パイロンがチタンからできており、約70%で最先端材料を使用した。航続距離は8,000海里(14,800キロ)で、東京発では北米全都市、メキシコ、ロンドン、アフリカの一部もノンストップで結ぶことができる。初号機は2月20日にもカタール航空への引き渡しを予定している。



日本の航空会社で唯一、日本航空(JAL)がエアバスA350-900型機を18機、エアバスA350-1000型機を13機発注しており、2019年度から引き渡しが行われる見通し。ボーイング777-300ER型機とボーイング777-200型機の後継機として、エアバスA350-900型機は国内線、エアバスA350-1000型機は国際線に投入する。















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