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「サンキュー♥ちばフリーパス・フリー乗車券」で千葉のローカル鉄道を乗り潰す!【せきけんの無職カフェナシ20】




Traicyをご覧の皆様、はじめまして。無職トラベラーのせきけんと申します。実は体調を壊してしまい勤めていた会社を退職し、現在はのんびりと療養しております。



世間一般的には、「無職」となってしまったわけですが、世の中には体調を壊して会社を退職してしまった方や会社からの突然の通達で退職せざる負えなくなった方などなど、様々な方がいらっしゃるかと思います。



汗水流して働いて週末に時間を作って弾丸で旅行に行っていた過去はもうやってこないのか、リーマントラベラーと言われた過去はもうやってこないのか。いやいやちょっと待ってください、なんて言ったって無職ですから時間に限りは”ない”はずです、皆さんにはたくさんの時間があるはずです。失業保険や貯金で生活するので精一杯かもしれませんが(事実わたくしもなんとか生活しています…)、ぜひ”無職トラベラー”として旅に出ませんか?



そこで数回にわたって無職だって旅にでたい!とことん節約して国内や海外に旅に出よう!ということで、次の職が見つかるまでの間、連載させていただきます。






1回目の今回は近場の旅、房総へ旅をしよう!ということでお得な切符で房総を満喫してみました。



何を隠そう、わたくしあの木更津キャッツアイで有名になった木更津市のお隣の市に住んでおります。房総なんて地元だしいつでもいけるよね~なんて思ってもう数十年、実は小湊鉄道にもいすみ鉄道にも乗ったことがないという有様、。本当に千葉県民?と言われてもおかしくない!



今回ご紹介するきっぷ「サンキュー♥ちばフリーパス・フリー乗車券」は、千葉県内から3,900円、東京都区内から4,700円で、2日間に渡って千葉県内のJR線、いすみ鉄道、小湊鉄道、銚子電鉄の全線と小湊鉄道バス、九十九里鉄道バス、千葉交通バス、ジェイアールバス関東、天羽日東バス、館山日東バス、鴨川日東バスの指定路線が乗り放題なのです。1日目は南房総を満喫、2日目は銚子方面へといった使い方ができる点が大変魅力なところです。(現在は販売終了。)



たとえば1日目は小湊鐡道といすみ鉄道を横断し房総を横断、秋の養老渓谷を堪能し温泉でのんびり。2日目は銚子へ向かい銚子電鉄で犬吠埼灯台と醤油工場を見学し佐原へ。小江戸佐原をぶらり散歩しのんびりと帰宅するといった様々なコースが楽しめます。さらに様々な割引特典があります。レンタサイクル無料や入館料や入園料の割引お食事されたらちょっと一品プレゼントなどなど様々な特典もつきお得です。



なんといっても最大の魅力は千葉県内に宿泊をせずとも、東京都内から出発していても一旦自宅に帰れる近さが魅力。東京都区内発着のきっぷでは、東京都区内とフリーエリア内の1往復分しかついていないため、一度帰宅する場合はフリーエリアの境界駅から最寄り駅までの乗車券を別途購入(もしくは精算)する必要があります。






いよいよ実践編!



安いよ!安いよ!いいきっぷだよ!といいながら自分で実際に行かないのは甘えだと思い、11月5日(日)~6日(月)の2日間旅してきました!



初日は小湊鐡道の始発駅である五井駅を午前7時54分に出発する上総牛久行きからスタート。



沿線ののどかな秋の風景の中、1両編成の気動車はトコトコと進んでいきます。上総牛久駅からは土曜日、日曜日、祝日を中心に運転している里山トロッコ号に乗り換えます。





里山トロッコ号とはクリーンディーゼルエンジンを搭載した現代版機関車を先頭に、窓ガラスのない展望車2両を、窓付きの車両で挟んだ4両のトロッコ列車で、スピードも通常の気動車の半分の速度で運転しているそうです。





寒いかなあと思いながらもやっぱり開放型!と思い展望車に着席し養老渓谷駅へ向けて出発!窓のないトロッコから見る景色は秋真っ盛りです。上総久保駅の大銀杏などを車内から見ながら途中駅里美駅に停車。





里美駅では到着に合わせて物産の販売なども行っているようで乗客の皆さんは思い思いにお買い物されてました。トロッコ列車は養老渓谷へ向けて出発。途中飯給駅手前に見えてきたのがこれ!





ご存知の方もいらっしゃると思いますがこれ世界一広いトイレ(女性用)だそうです。こんなところにあったんだとちょっとびっくりしながら養老渓谷駅へ。ケロちゃんコロちゃんとキハチュウの置物がお出迎えしてくれました。



さてこのまま養老渓谷で紅葉と行きたいところですが・・今回は行きたいところがあるので養老渓谷へは行かずそのまま乗り継ぎます。





養老渓谷駅には足湯があるのでしばし休憩…と思っていたのですが、残念ながら土曜と休日は午前11時からということで、駅前で販売していたおにぎりを食べながらのんびり過ごします。およそ1時間ほどの待ち合わせで上総中野駅へ向かい、いすみ鉄道に乗り換えます。





いすみ鉄道の最大の魅力は国鉄時代の気動車が現役で運転していること。大糸線で走っていたキハ52、JR西日本富山地域鉄道部富山運転センターで保留車だったキハ28の2両が普通列車や急行列車として運転しています。





車内には昔懐かしい国鉄時代の中づり広告などもあり、一気にタイムスリップした気分になります。昔を懐かしんでいるとあっという間に大多喜駅に到着です。駅前で自転車を借り(フリーきっぷを見せると100円引き)、自転車で行きたかったポッポの丘へ。ポッポの丘にはたくさんの鉄道車両が展示してあります。



ポッポの丘

もともとは養鶏場だったのですが、現在では私設の鉄道博物館になっていて、たくさんの電車が展示されています。なんといっても一番のうれしい点は無料という点。さらに実際に電車の中に入れるので、とても楽しい気分になれます。



ポッポの丘

千葉都市モノレールや久留里線、総武線、丸ノ内線などで活躍した車両などなど見どころが多くのんびりと見学していると、あっという間に時間が過ぎていきます。



ポッポの丘

ポッポの丘

お昼はオーナーさんが生産している卵が付いた牛丼をいただき大満足です。



大多喜城

大多喜城

自転車で次に向かったのは大多喜城。こちらでもフリーパスを提示すると嬉しい特典があり、携帯ストラップなどの小物をいただきました。開催していたなつかしの街並み展を覗くと、興味深い展示がたくさんありました。



その後、自転車で大多喜駅へ戻ります。ちょっとしたサイクリングが楽しめ、久しぶりに良い運動になった大多喜散策でした。今度は急行券を買い大原へ。大原駅では昔の国鉄駅のような風景を眺め、家路につきました。





2日目は銚子へ。銚子電鉄に乗車し、沿線の散策を楽しみます。



銚子電鉄

銚子電鉄の面白い取り組みの中に、「駅名愛称のネーミングライツ」という取り組みがあります。単なる駅名愛称の命名権だけでなく、「銚子電鉄の経営再建」「銚子への地域貢献」をもった6社に命名権を買ってもらい、経営状態を打開しようという取り組みを行っています。





たとえば終点の外川駅には「ありがとう」という駅名看板があったり、笠上黒生駅は「髪毛黒生駅」に変わっていたりと、面白い駅名が多く、乗っているだけでも楽しい気分になれる路線です。





銚子電鉄沿線には、「世界灯台100選」にも選ばれた犬吠埼灯台が立つ、関東平野最東端の犬吠埼灯台や、東京ドームの約4倍の面積を誇る、ヤマサ醤油の工場もあり、見学も可能です(「しょうゆ味わい体験館」以外は事前予約が必要。)。他にもヒゲタ醤油、外川漁港などもあります。





ヤマサ醤油は1645年に銚子で醤油づくりを始めたそうで、江戸末期には幕府から「最上しょうゆ」の称号が与えられたそうです。工場では醤油が造られる様子が間近で見学できるほか、2016年春にオープンした「しょうゆ味わい体験館」では美味しさの秘密やこだわりを体験でき、せんべい焼き体験コーナーもあります。さらにしょうゆソフトクリーム、醤油ロールケーキといった奇抜な(?)飲食物を食べながら休憩もできます。お土産には醤油を頂き大満足、使う度に長い時間をかけて造られる醤油の製造工程を思い出しそうです。



最後に寄ってみたのは本銚子駅。この駅は、2017年8月に日本テレビ系列で放送された「24時間テレビ」の企画として、ヒロミさんがリフォームを手がけて一新したのです。地元の人から好評である一方、鉄道ファンの一部からは不評も漏れ聞こえます。いったいどう変わったのか、自分の目で見てみたいと思い、途中下車。







駅舎はノスタルジックな趣を残しつつ、きれいにリフォームされておりびっくりした次第でした。



銚子電鉄のみを1日乗り回すには、「弧廻手形(こまわりてがた)」という1日乗車券も700円で販売しており、銚子電鉄名物の「ぬれ煎餅」交換券や沿線観光施設の割引券もセットになっているのでお得です。ちなみに銚子電鉄は銚子駅から外川駅までの全線を往復すると680円かかりまう。







さて最後に銚子駅でアンケートを書き、記念品をいただき旅は終了。充実した2日間でした。



千葉県内の私鉄会社をめぐって感じたことは、3社とも知恵を出して頑張っていると感じた2日間でした。現在は無職の私ですが頑張っている私鉄会社に元気をもらいました。新しい職をみつけることはなかなか大変ですが私鉄会社にパワーをもらったのは間違いありません。

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