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SONY VISION-S ファースト・リポート 「そのクルマ、ソニーらしいか?」


ソニーの「コンセプトカー」、VISION-Sに触れる機会をえた。その動く姿は、これまでではあり得ないシーンだ。自動車業界とは、安全、環境、大規模生産など多岐にわたる産業であり、技術だけでなくノウハウ、そして関連企業との長年にわたる連携が必須とされてきた。そこに登場した、エンターテイメント&家電メーカーのソニー。果たして、彼らの狙いとは?

SONY VISION-S 取材動画 /CHANNEL CARSTYLING

ソニーにとって、新たなターゲットとなるのが自動車業界? いや、実際には、オーディオ技術、さらには車載カメラのレンズ、センサーなどをはじめとして、センシング技術ではすでに欠かせない存在となっているのがソニーなのだ。


CES2020で発表されたこのSONY VISION-Sは、それらの技術を自らクルマの未来のビジョンを見据えることによって、より発展させるためのテストカーなのだろう、だから市販とは関係ないのだ。そう捉えていた。




しかし、実際にクルマに触れてみると、そのテストカーとしての感覚とは、ちょっと違うんじゃないか?そう感じさせるのがVISION-Sだったのだ。

開発責任者の、川西泉(かわにし・いずみ)氏。ソニー株式会社 執行役員 AIロボティクス担当 AIロボティクスビジネスグループ 部門長。

乗り込んでみるとフロア(床面)が低い!

低い車体、そして伸びやかなボディ。VISION-Sに近づくと、遠目からそのプロポーションの良さが印象的だ。床下にバッテリーを搭載するEVであるにもかかわらず、アイポイントが高くない。普通のセダンやクーペの佇まいを持っている。


 


そして乗り込んでみると、フロアが低い。本当にこれがEVなのか、と思うほど。もちろんテスラという好敵手はいるが、これまで内燃機関搭載車を作ってきた自動車メーカーとの大きな違いが、ここだろうと思う。




また、ルーフ一面がシースルーのグラスルーフとなっているので、その明るさは群を抜いてる。テスラも同様のルーフを持つが、センターに左右にわたる補強材を設けているのが異なる。この部分、法規上も強度的に充分とのことだ。

超ワイドな一面に広がる液晶パネル

インパネ周りを後方からみると、こんな感じ。とにかく幅広い液晶式メーターパネル。

インパネ左右に大きく広がるのは、液晶パネル。そのワイドさは最新のメルセデス・ベンツの4割増しといったところ。全幅がカラーパネルで、その両端がサイドミラーに変わるモニター映像。高精細であるために、実にリニアに見える。当然ながら、天候や明るさに強く、さまざまなシチュエーションでも高い視認性を示すという。




ソニーではこれを、パノラミックスクリーンと呼んでおり、視線移動を横方向だけで情報を得られる上、助手席のパッセンジャーが独自に情報を探したり、ドライバーと共有できるためのユニットでもあるという。




これらVISION-Sのデザインやシステムについては、8月11日のモーターファンJP「火曜カーデザイン特集」で、さらに深くレポートしていこう。

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