「21世紀に間に合いました」というキャッチフレーズのもと、1997年に、世界初の量産ハイブリッド車として誕生したプリウス。以来、ハイブリッド車の代名詞として世界中で注目されている。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところをみてみよう。

現行(4代目 ZVW50系)2015年〜

 現行プリウスのデビューは2015年。トヨタの新世代技術基盤であるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の第一弾として登場した。

 エンジンは、最大熱効率40%を達成した1.8ℓ直4(2ZR-FXE型)+THSⅡを使う。また、プライグインハイブリッドのプリウスPHVを2017年に販売開始。北米でPrius Primeと呼ばれているモデルである。

2017年式プリウスアルファ S “tune BLACK Ⅱ”「クロススタイルにカスタムした外観に自分でも意外なくらい愛着がある」

ニックネーム:齊藤亮 年式グレード:2017年 / S “tune BLACK Ⅱ” 性別:男性(30代) 居住地域:宮城県

排気量:1800cc トランスミッション:AT

平均燃費:20.0㎞/ℓ

長所:クロススタイルにカスタムした外観に自分でも意外なくらい愛着がある。室内空間が必要充分な広さで、家族全員での長距離移動も快適。

短所:エアコン使用の有無にかかわらず冬場はかなり燃費が落ちる。遅い。



評価

外観:★★★★★ 

室内:★★★★★ 要所要所でピアノブラックが色っぽい

走行性能:★★★☆☆ 

燃費性能:★★★☆☆ 

装備:★★☆☆☆ 

満足度:★★★★★ 

このクルマの購入を検討している人にひと言

「6人7人乗れる車と言うと元々選択肢が限られますが、実際に乗り込んでみると、3列シートは名ばかりで、とても乗れたものではないってクルマもあります。このクルマは外観はコンパクトなのに中はそこそこの広さがあって快適な車です」

Aプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”「世界最高レベルの燃費は評価できる」

ニックネーム:Yusang 年式グレード:Aプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited” 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県

排気量:1797cc トランスミッション:AT

平均燃費:21.7km/ℓ(市街地8割、高速道路2割)

長所:スタンドに行くことが億劫になるほどの燃費。それなりに走りもいい。とても静か。

短所:パワーシートだけどメモリー機能がない。車格にしてはトランクが狭い。ボテッとしたリヤスタイリングとイカを連想させるリヤライト。



評価

外観:★★☆☆☆ ボテッとしたリヤスタイリングとイカを連想させるリヤライト

室内:★★★★☆ 白い本革シートの質感と11.6インチのナビはなかなか良い

走行性能:★★★★☆ ハイブリッドファミリーカーとしては合格点だと思う

燃費性能:★★★★★ 欲を言えばキリがないが、世界最高レベルの燃費は評価できる

装備:★★★★★ 今思い当たる装備はすべて備えているし、オプションのJBLサウンドシステムは大満足

満足度:★★★★☆ やはり売れているクルマはそうなる理由があるのだと思った

このクルマの購入を検討している人にひと言

「燃費だけではなく、それなりの走りも期待できると思います。マイナーチェンジを経て、外観が若干改善されたのでより良くなったのではないでしょうか? 高価ではありますが11.6インチのナビゲーションは絶対にお薦めです」

2015年式Aツーリング「デザインが嫌いでなければ、オススメの一台」

ニックネーム:あすかしょう 年式グレード:2015年12月 Aツーリング 性別:男性(50代) 居住地域:神奈川県

排気量:1800cc トランスミッション:その他

平均燃費:25.0km/ℓ(街乗り/ドライブ:80% 高速:10% 渋滞:10%)

長所:なんと言っても燃費。高速、普段の街乗り、渋滞、ドライブ全て平均して25km/ℓは驚異。運転が楽で楽しい。高速では直進性も良くツーリングモデルはコーナーも楽に走れる。疲れも少なく楽しい。セーフティセンス、便利装備もほぼ完璧。ゴルフバックは4つ、立体駐車場や街乗りにぴったりのサイズ感、横から見た流麗なデザイン。

短所:テールランプのデザインがもう少しかっこ良く。夜のテールランプはカッコイイ。バックミラーの水滴蒸発用ヒーターは要らない。グローブボックスにマニュアル類が入らない。合成皮下皮は冬冷たく、夏は暑く背中が汗びっしょり。合成皮革はダメ。ファブリックで良い。



評価

外観:★★★★☆ 横から見た流麗なデザイン。テールランプデザインはイマイチ。夜はカッコイイ

室内:★★★★☆ ダッシュボート真ん中が奥まりドア側へ繋がるデザインはカッコイイ。

走行性能:★★★★☆ 癖がなく、楽で楽しい。いつまでも乗れる。高速は直進性抜群。カーブはそこそこ曲がる。バランスが良い

燃費性能:★★★★★ 圧倒的と、思う。世界No.1

装備:★★★★☆ デビュー当時は最高。最近のセーフティセンスには負ける

満足度:★★★★★ 大きな欠点無く素晴らしい車。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「バランス良く全てに優れ、燃費は世界最高。トランク容量も大きく、安全性も高い。デザインが嫌いでなければ、オススメの一台。カスタムオプションやTRDオプションも多く、個性化にも対応」

総合評価:評価の分かれる外観、絶対的な信頼感のある燃費性能

 現行プリウスで一番先に言及されるのがそのエクステリアデザイン。とくにリヤ周りのデザインにはオーナーの賛否はわかれている。一方で、「世界最高レベル」と口を揃えるのは燃費性能。走りについても、かなりの高評価となった。

ユーザーの平均評価

外観:3.7

室内:4.3

走行性能:3.7

燃費性能:4.3

装備:3.7

満足度:4.7

3代目(ZNV30系)2009ー2015年

 大ヒットとなった3代目プリウスは2009年デビュー。THSⅡはほぼ全面的に新開発された。エンジンが1.5ℓから1.8ℓに拡大されたのが、最大のポイントだ。このモデルから、PHEV(プラグインハイブリッド)もモデルがラインアップに加わっている。

平成25年式/G「性能そのものは申し分ないが、パワーモード以外のアクセルの応答性が……」

ニックネーム:田中昇 年式グレード:平成25年式/G 性別:男性(60代〜) 居住地域:千葉県

排気量:1800cc トランスミッション:CVT

平均燃費:21.4km/ℓ(高低差の多い地域で使用しているので、アクセルON・OFFの差が大きく燃費に影響している)

長所:燃費が良い。居住性。細部にこだわったと思われる機能、物入。

短所:前方視界が悪い。ACの風量スイッチが遠い。



評価

外観:★★★★★ まとまったデザインで好感が持てる

室内:★★★★★ 細部に開発者の気遣いを感じる

走行性能:★★★★★ 性能そのものは申し分ないが、パワーモード以外のアクセルの応答性が良くない

燃費性能:★★★★★ 走行性能から判断して十分満足できる

装備:★★★★★ アクセサリーソケットが使いにくい位置にある

満足度:★★★★★ 充分満足している

このクルマの購入を検討している人にひと言

「トヨタの技術と良心、企業コンプライアンスがこの車に表れている。価格の高低は個人差があるが、購入者の期待している通りのものであると思う」

2012年 G「環境への配慮・対応と考えると今後ますます楽しみなエンジンシステムです」

ニックネーム:荒舩浩二 年式グレード:2012年 G 性別:男性(50代) 居住地域:埼玉県

排気量:1800cc トランスミッション:AT

平均燃費:20.0〜22.0km/ℓ(片道20kmの通勤.季節によって違い大)

長所:ハイブリッドなのにアクセルレスポンスは良い。

短所:冬場の暖房は温まりにくい。



評価

外観:★★★★☆ 

室内:★★★☆☆ 

走行性能:★★★☆☆ 

燃費性能:★★★★☆ 

装備:★★★☆☆ 

満足度:★★★★☆ 

このクルマの購入を検討している人にひと言

「ハイブリッドシステム費用は高いが、それ以上に環境への配慮、対応と考えると今後ますます楽しみなエンジンシステムです」

情報提供元:MotorFan
記事名:「 トヨタ・プリウス ユーザーレポート 燃費は?長所は?短所は?