スリーエム ジャパンは、愛知産業と提携し、深刻な人材不足に悩む研磨作業現場へ、より一層の貢献を目指してロボット研磨市場に参入する。

 昨今の製造現場では、人材不足の打開策としてロボット化が進む一方、研磨工程はいまだ人的依存が高く、作業効率の向上が大きな課題となっている。3Mの最先端技術を採用した工業用研磨材「3MキュービトロンII研磨材」は研磨スピードの向上と、長寿命が最大の特長。この製品特長はロボット研磨との相性が非常に良いことから、製造現場でのさらなる作業効率の向上が可能となる。



 これまで、研磨工程のロボット化が進まない原因のひとつとして、長年の経験を積んだ熟練工の研磨作業をプログラミングすることの難しさがあった。しかし、研磨材が創業ビジネスでもある3Mには、100年以上にわたる研磨材の知見がある。溶接工程における研磨作業の自動化において、ロボットのシステムインテグレーターとしてパイオニア的存在であり、多くの実績と知見を持つ愛知産業と提携することで、熟練工の加工品質にロボット研磨のプログラミングが可能になる。3Mは、愛知産業との溶接分野向けロボット研磨を皮切りに、さまざまな分野の研磨工程のロボット化に向け、取り組んでいく。

 

<主な提携内容>

 ●技術交流:ソリューションの構築 

 ●顧客同行:ソリューションの提案

 ●アフターサービスの強化:顧客の加工物が変更・追加されても協業してソリューションを提供



スリーエムジャパン 研磨材製品事業部事業部長 日西 勝氏

「お客様のもとを訪れる度に、高い確率で人手不足の話をうかがいます。労働人口減少のメガトレンドは、急速に現実のものとなっていることを肌で感じます。研磨作業は労働集約的作業でもあり、危険な作業も伴います。また、技術の伝承が困難な作業でもあります。

 研磨材製品事業は100年の歴史を持つ3Mの創業ビジネスです。46のテクノロジープラットフォームをベースにした特色ある製品ラインナップでお客様の課題解決に取り組んできました。

 愛知産業様との提携で、溶接分野を皮切りに研磨作業工程の自動化・ロボット化を加速し、製造現場の人手不足解消への貢献をしてまいりたいと考えています」



愛知産業 代表取締役社長 井上博貴氏

「当社は、 国内外の先端技術の導入により産業社会に貢献することを企業理念としているエンジニアリング商社です。 当社固有の製品も製造・販売しています。 自動倣い機能付研削装置「AKグラインダー」は研削作業をより安全に、 かつ効率的に行いたいというお客様のニーズに応えたロングセラー商品です。 また、 最近では溶接装置やマグネットグリッパー等と組み合わせたシステムソリューションもご提供しています。 一層の合理化・省人化、 そして働き方改革が求められる昨今のビジネス環境において、 お役にたてることと思います」

愛知産業 代表取締役社長の井上博貴氏(左)と、 スリーエム ジャパン 研磨材製品事業部長の日西 勝氏

情報提供元:MotorFan
記事名:「 スリーエム ジャパン:ロボット研磨市場に参入