地図と位置情報サービスを提供するHEREは、韓国最大手のインターネットサービス企業NAVER Corporation傘下の環境知能会社であるNAVER LABSと、屋内地図自動作成テクノロジーにおける協業に関する仮契約を締結した。

NAVER Corporationはコミュニケーション・アプリ「LINE」の開発元であるLINE社の親会社として、日本でも広く認知されている。今回の協業は、HEREのOpen Location PlatformとNAVER LABSのScalable & Semantic Indoor Mapping(SSIM)テクノロジー、自律ロボット、そしてAIによる画像認識機能を組み合わせることで、空港や駅など屋内環境の3D地図を作成、管理、公開することを目的としている。このような3D地図は、複雑な建物内の隅々まで利用者を案内して乗り継ぎをサポートしたり、物流の効率化を図るなど、さまざまな用途に利用される。



両社はまず韓国でテストを行い、いずれはこのテクノロジーをグローバルに展開して屋内地図の作製を速やかに進めたい考え。



この協業の中心となるのは、2種類の自律ロボットだ。NAVER LABSの3D屋内地図作成ロボットである「M1」は、地図に使用する高精度データの取得を担う。M1は、レーザースキャナーと高性能カメラを装備し、周辺環境の正確な画像作成が可能。この地図を常に最新の状態に保つのが、同社の屋内サービスロボットである「AROUND」だ。さらに同社のAIベースの画像認識技術が空間を認識し、変化を自動的に検出してセマンティックマッピングを実行する。



HEREは、SSIMテクノロジーで拡張および更新する土台として同社が持つ屋内地図データへのアクセスを提供するほか、HERE Open Location Platformによって利用者に地図を提供する。



NAVER LABSの最高経営責任者(CEO)であるChang Song氏は次のように述べている。「NAVER LABSはHERE Technologiesとともに、SSIMテクノロジーを世界市場に投入できることを期待しています」



HEREの最高経営責任者(CEO)であるEdzard Overbeek氏は次のように述べている。「NAVER LABSとの協業は、屋内と屋外の両方で世界トップクラスの地図と位置情報サービスを提供するというHEREの戦略に基づくものです。当社は、屋内地図の作成に欠かせない高度なロボット工学への今回の投資に期待しており、将来はNAVERとのさらなる協力を推進したいと考えています」

情報提供元:MotorFan
記事名:「 NAVER LABSとHERE:3D屋内地図自動作成テクノロジーで協業