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明電舎、シンガポールMRT南北線・東西線向け電力設備一式を400億円で受注


明電舎は、シンガポール現地法人である明電シンガポールが、シンガポールMRT南北線・東西線の電力設備を、シンガポールのLand Transport Authority(陸上交通庁 以下LTA)より受注したと発表した。

MRT南北線・東西線は、シンガポールで初めて開通した都市鉄道が延伸されたもので、明電舎は1987年の開通時に電力設備一式を納めて以来、運行増強を目的としたき電変電設備の更新を重ねてきた。このほか、2014年には新線であるトムソン線の電力設備一式を受注している。


今回のプロジェクトは1987年に明電舎が納入した設備の更新及び増強を目的とするもの。工期は2018年から2020年代前半を予定している。今回の受注金額は約400億円となり、明電舎グループがシステムコントラクターとして受注した過去最大規模になる。






今回、明電シンガポールはMRT南北線・東西線の「き電用機器更新」と「高電圧機器更新」の2案件に応札し、両案件についてLTAからLetter of Acceptance(採用決定通知書)を受領した。これにより明電シンガポールはMRT南北線・東西線の既設75変電所について、電力システム設計、機器(き電用変圧器、電鉄用配電盤、交流遮断器、避雷器など)の供給、既存設備の改造、現地据付・試験工事を一括で請負う。




電鉄向け電力設備導入には、文書管理、品質・工程管理の他、高度な専門知識を要するシミュレーション結果に基づく最適な設備容量の決定などの経験・ノウハウが必要であり、今回の受注は今までのプロジェクトの実績や蓄積した技術力が評価されたものだ。

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