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トヨタGRスーパースポーツは、コネクテッド技術、先進センサー全部載せの新世代スーパースポーツになる!


東京オートサロン2018でベールを脱いだトヨタGRスーパースポーツコンセプトは、ル・マン24時間レースを戦うトヨタのワークスWECマシン、TS050HYBRIDの中身をほぼそのままに、市販スポーツカーを開発する新しい試みだ。そのGRスーパースポーツコンセプトのデザインを担当した松本宏一さん(トヨタ GAZOO Racing Company GRデザイングループ長)にお話を伺った。

GRスーパースポーツコンセプトのデザインを担当した松本宏一さん(トヨタ GAZOO Racing Company GRデザイングループ長)

ーベースになるル・マンカーから、どのように市販化前提のスーパースポーツカーをデザインしたのでしょうか?


「まずはベースにル・マンカーのTS050があります。じつはこれをデザインするときに、TS050の空力担当のチームとも一緒に組ませてもらって、機能最優先でダウンフォース方向のエアロダイナミクスを中心に考えてデザインしました。ですから、基本的なモチーフの考え方はTS050を踏襲しながらも、市販に向けて、官能的なエレガントさも少し加味しながらデザインしました」




ーCd値やCl値はどうですか?


「具体的な空力的な数値は、ここでは言えないんですけど、いまこのクルマのCFDシミュレーションの空力テストをしています。かなりのダウンフォースは発生しています。ダウンフォースが発生しているということは、空気抵抗的な燃費方向ではないのですが、走行安定方向のダウンフォースはしっかりと出ています」

ーレーシングカーからスーパースポーツを作り出すということで、どこをどう変えたらレーシングカーではなくスーパースポーツになるんでしょうか?


「そもそもTS050ってレギュレーションでふたり乗りということになっていますが、実質的には1.5人、いや1.2人乗りのスペースしかないのです。GRスーパースポーツコンセプトは、ちゃんとふたり乗れるレイアウトになっていますから、キャビンは大きくなっています。全体のシルエット、モチーフはTS050で、いわゆる戦闘機のような、キャノピータイプを大事にしてデザインしています。


フロント周りはは、空力の関係もあってTS050からは熱交換器の配置が変わっています。フロントにラジエーターを配置したので、しっかりとグリル形状をフロントに与えています。グリルの形状もヴィッツのGRMNとか今回コンバージョンで出しているGRシリーズで展開しているフロントフェイスと共通性というかストーリー性を合わせようということで、そういうデザインにしています。フロントは、空力のレイアウトを含めて050からは変わってきています」

ールーフには「T CONNECT」のアンテナが見えますね?


「こういうスーパースポーツカーって新しい繋がり方があると思っています。たとえばサーキット走行のとき、ふつうの道路を走っているときを含めて、これからはやっぱりコネクテッドの要素は重要になってくると思うんです。また、ミッドシップのクルマですから、じつはカメラを仕込んだりしています。視界関係の安全性とか、電子カメラを使った新しい見え方を考えていったときに、V2V(車車間)、クラウドなどとの情報関係でつながって、新しい価値を提供できるんではないかと思っています。こういうスポーツカーこそ、コネクティドは重要になってくると思っています。将来的には、安全性も考えてレーザースキャナーも含めてセンサー類は全部載せることを考えています。リヤのウィングの形状は3Dで一番空力のいい形でデザインしています」

ルーフにはT CONNECTのアンテナが。バックビューは、カメラ画像を映し出す方式。

こちらはサイドビューカメラ。リヤのトヨタマークの上にもカメラが付いている。

これはエキゾーストの出口。

リヤフェンダーの全部にあけられた小さな孔はエアクリーナーのフレッシュエアの取り入れ口。

ーAMG Project ONEは、中身そのままF1マシンです。GRスーパースポーツコンセプトは中身WECのLMP1マシンです。意識しますか? 当然、AMG Project ONEの発表よりずっと前に開発をスタートしたいたわけですが。


「そうですね、やっていること狙っていることはほぼ同じでしたので、正直、『ああなるほどね』という感じで、ベールを脱いだ、この数ヶ月の差が悔しいなと思うんですよね」

【東京モーターショー速報】公道を走れるF1!1000psオーバーのメルセデスAMGプロジェクトONEが登場!

ーGRスーパースポーツコンセプトのデザインは、今後どのように進化していくのでしょうか?


「これはまだコンセプトですから、法規対応や歩行者保護、衝突安全などはすでにいろいろ見てはいるのですが、まだすべてが織り込めているわけではありません。これからそういう部分もどんどん開発していかねければならないと思っています。友山プレジデントも言っているように、レーシングカーからスポーツカーを作るんだ、という考え方からいけば、こういう方向性を維持して開発していかれれば、と思っています」




ーデザイナーとしては、全体もそうですが、ここを見てほしいという部分はありますか?


「今回こだわったのは、このフロントフェンダーの後端の切り欠きとサイドポンツーンが立体交差していくところであったり、リヤフェンダーの膨らみであったり、見応えのあるダイナミックな造形にチャレンジしてますので、そういうところに注目してほしいですね」

ーデザイン開発は、隣に置いてあるベアシャシーに合うボディカウルを作ってね、ということだったんですか? それとも、ベアシャシーの構造や構成にも参加してデザインをしているのですか?


「そのあたりは、空力を見ているチームと我々(デザインチーム)と設計のチーム、みんなでやっていますので、どちらがどういうことではなく、三者で一緒にやって開発しています」




ドアはどうやって開くのでしょうか?


「現在、いろいろと検討中です。これそのものは開きませんが、構造的には開くようになっています」




ー全体的なキャノピータイプですから跳ね上がって開くでしょうね。それにしてもよく東京オートサロンでデビューさせてくださいましたね?


「GAZOO Racingの一体感を示すためにも東京オートサロンというのは一番いい場だと思いますし、なによりも来てくれる皆さんが本当に車好きの方が多いので、ここでコンセプト自体の真価を問うとのは重要だと考えて、今回オートサロンの場を選びました」

ーLas Vegasで、豊田章男社長がe-Paletteの発表をしました。そして東京オートサロンでGRスーパースポーツコンセプトを発表というのは、正直、『トヨタ、スゴいな』って思いました。


「今日のプレスカンファレンスで友山プレジデントも言っていたのですが、e-PaletteもGRスーパースポーツコンセプトも、じつは両方とも電動化の一端ですよね。e-Paletteが未来の幌馬車なら、GRスーパースポーツコンセプトは未来の競走馬だという言い方をしていて、どちらも必要だというメッセージを伝えられたのがいいことかなと思います。


頑張って開発しますので、応援してください」

サーキットスペックのまま公道走行可!TOYOTA GR SUPER SPORTS CONCEPT発表【東京オートサロン2018】
GRスーパースポーツコンセプト


パワートレーン


エンジン型式 V型6気筒DOHCターボ


排気量 2400cc


燃料供給 筒内燃料直接噴射(DI)


出力 パワーユニット最高出力:735kW(1000ps)


(エンジン+ハイブリッドモーター)


ハイブリッドシステム トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)




ホイール F:18×13J


R:18×13J




タイヤ F:330/710R18


R:330/710R18

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