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シェル、ホンダとトヨタの協力を得て米国カリフォルニア州で水素ステーション網を拡充


大手エネルギー関連企業のシェルは9月13日、ホンダおよびトヨタの協力のもと、燃料電池自動車の普及に向け、米国カリフォルニア州北部の7か所に水素充填設備を導入することを発表した。

ホンダ・クラリティフューエルセル

現地8月9日、同州のカリフォルニア・エネルギー委員会(California Energy Commission)が、合計で16,362,500ドルの補助金交付を正式に承認しており、ホンダとトヨタは当該水素充填設備の運営に対し、資金面での支援を行っていく。




水素充填設備は、サンフランシスコ市内に3ヵ所、バークレー、シトラス・ハイツ、サクラメント、ウォールナット・クリークの各市内に1か所ずつ設置する予定。FCVに乗るユーザーが快適かつ簡単に利用できるよう、既存のシェルブランドのガソリンスタンド内に戦略的に水素充填設備を設置していく。




なお、カリフォルニア・エネルギー委員会は、エネルギー、大気環境や気候変動などの分野で州が掲げる目標を達成すべく、年間最大1億ドルの補助金交付プログラムを通じて交通や燃料に関する技術革新を支援しており、今回の補助金交付もその一環。




シェルの水素担当ゼネラルマネジャー、オリバー・ビショップ氏は、「今回の補助金交付は、水素という代替燃料の活用に向けさらなる道を開くものであり、カリフォルニア・エネルギー委員会に感謝申し上げる。水素充填設備の成功に向け、当社が100年以上にわたり世界中で培ってきた輸送機器用燃料販売の知見を活用していく。また、ホンダ、トヨタなどからの支援にもお礼を申し上げる。将来の低炭素社会においては、様々な燃料や車両技術で社会のニーズに応えていくことが求められるが、燃料電池自動車はその答えの一つである」と述べた。




北米トヨタの先進技術車担当シニアマネジャー、クレイグ・スコット氏は、「カリフォルニア州トーランスの米国トヨタ敷地内に専用の水素ステーションを建設した2009年以来、トヨタとシェルは水素インフラ構築において強固な協力関係を築いてきた。よりクリーンな水素社会の実現に向け、シェルのような未来志向のエネルギー企業と協力できることをうれしく思う」と話している。




アメリカン・ホンダモーターのコネクティッド・環境事業開発担当副社長、スティーブ・センター氏は、「ホンダは、燃料電池技術にはエネルギーや環境に関する社会的な課題を解決する大きな潜在力があると確信している。シェルのように水素インフラ構築に前向きな企業の協力があれば、低炭素で再生可能なエネルギーを用いた将来のモビリティにおいて、水素が大きな役割を果たしていくことを広くご認識いただけると思っている」と述べた。




カリフォルニア・エネルギー委員会のジャネア・A・スコット委員は、「カリフォルニア・エネルギー委員会は、水素ステーション網拡充を通じ燃料電池自動車の導入推進を支援できることをうれしく思う。今後も産官の協力を通じ、カリフォルニア州の交通システムを変革することで、同州の排ガス低減目標達成、大気環境の改善、化石燃料の使用削減を図っていきたい」と、その狙いを説明している。

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