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北海道という土地柄だけにジムニー乗りからも大注目! 老舗ショップが手がける新型JB64W


“ジムニーを遊び尽くす”

まずはECUチューンから始動


CRUISE/クルーズ




タイムアタックで名を馳せた老舗ショップのクルーズ

北海道札幌市のクルーズは老舗のチューニングショップ。歴代GTーRやランエボなどでサーキットタイムアタックで名の知れた存在だ。しかし、北海道という土地柄、さまざまな車種から多様なニーズがあり、夏場と冬場でも大きくクルマの使い方が異なる。


そんな幅広い要望に応えてきたからこそ、ジムニーもJB23とJB64のどちらもデモカーとして導入し、チューニングとその遊び方を提案してきた。JB64デモカーは現在開発の真っ最中。タイヤ&ホイール、マフラー、シートなどを変更した程度で、現在ECU書き換えチューンを開発中だ。


ECUチューンに関しては信頼性などから純正書き換えECUを提供する予定で現在開発中。同じエンジンを使用しているアルトワークスのECUはすでに完成しており、こちらは純正タービンのまま、ブーストアップとECU書き換えでクルーズのローラー式シャシダイで93㎰(ダイノ換算で80㎰)をマーク。


さらにクルーズではオリジナルでIHI製タービンも開発し、こちらを使えば118㎰(ダイノ換算102㎰)をマークするほど。R06Aエンジンを壊さずに楽しむ方法はすでに手中に収めているのだ。


チューニングのみならずメンテナンスにも力を入れる

JB23デモカーは2型がベース。あえてローコストのお手本仕様に仕上げた1台。エンジンはノーマルタービンをオリフィス加工と点火レジスターチューンで進角させ、ハイオクガソリンを使用することで90㎰を発揮。


これはローコスト仕様としての提案で、ブーストコントローラーにEVCを使用すればもっとブーストの立ち上がりをよくすることもできるし、FコンVプロでフルコン化や、サブコンのFコンiSでセッティングを合わせ込めばもっと楽しむことができる。また、7型以降をベースにするなら純正ECU書き換えチューンにも対応する。


クルーズの特徴は様々な要望に幅広く応えてくれるところ。それはメンテナンスなどにも通じていて、ボディコーティングは1度施工すれば、あとは毎年のメンテナンスでリーズナブルに維持できるガラスコートを提案。雪が積もりにくくなるので冬場も綺麗に保てる。そのコーティングもデモカーでいろいろな種類を試した結果から、ユーザーにオススメのものを選定。


オイルはこれまでに数々のフルチューンエンジンを製作し、そのあとオーバーホールしたときの内部のダメージから、もっとも信頼をおけるロイヤルパープルをオススメする。クルマを長く、良い状態で楽しむためのノウハウが満載なお店なのだ。


新型JB64ジムニーは鋭意開発中!まずはECUチューンからスタート




ECUチューンは現在開発中とのことでその完成が待たれる。テストとしてEVCで強制的にブースト圧を上げてみたが、一瞬はブースト圧が上がるものの、すぐに強制的にスロットルが閉じられてしまい、やはりECUを書き換えないとしっかりとしたパワーアップにはつながらないという。


アルトワークスでコンロッドやピストンの許容するパワーも見極めてきているので、パワーアップチューン時の安心感が高いのが嬉しい。



純正を徹底的に走り込むことでその特性を見極めるのがクルーズ流。その結果、フルノーマルでもアライメントの調整でハンドリングをかなり改善できるという「ノーマルは高速道路でかなり敏感なハンドリングが気になります。北海道のように高速での長距離移動が多いなら、まずはそこを見直すだけでもジムニーがもっと良いクルマに感じられますよ」とマネージャーの吉川大志郎さん。


アルトワークスは姉妹誌レブスピードの筑波スーパーバトル2018でクラス優勝を成し遂げた。その原動力がECUチューンだったのだ。ブーストアップでノーマルの1.5倍近い93ps、タービン交換なら約2倍の118psも可能だ。ジムニーのECUは鋭意開発中。


排気系はHKSスーパーターボマフラーを装着。これだけでシャシダイ計測で3ps向上した。最新車両としてはなかなかのパワーアップ率といえるだろう。


シートはBRIDEのストリームス。シートヒーター付きモデルで純正スイッチのON/OFFで、シートヒーターを使えるようにしている。シートは変えてもヒーターはなくしたくないという寒冷地ならではの要望に応える。


純正のエンケイ製ホイールがかなり軽量だが、それ以上の軽さを求めて選んだのがRAYS TE37XUL。16×5.5J±0で純正よりも軽くなり、軽快なハンドリングと運動性能を実現する。タイヤはBFグッドリッジのオールテレーンで215/70R16をチョイスする。


アイシンのドアスタビライザーを装着。1万5000円という低価格ながら、新車に装着しても静粛性のアップなどその効果が感じられたという。


EVCはECU書き換えまで現在は機能させていない。メーターはブリッツのタッチブレインで一括管理、ブースト圧から水温、エンジン回転数などがOBDⅡにつなぐだけで見えるスグレモノだ。


「シナーレック」による保護性能が高いので、ロイヤルパープルなら低粘度でも全く問題ないという。実際R35に0W-8を使用しているユーザーもいる。ジムニーには0W-20を推奨する。また、ATFも推奨。新車時はかなり鉄粉が出るので早めに交換し、オイル性能を引き上げる添加剤のSOD-1の併用を提案。


JB23ジムニーはリーズナブルにパワーアップさせた「お手軽仕様」




2型がベースのデモカーはオリジナルのメラメラピンクにオールペンされるが、中身はリーズナブルにパワーアップされた仕様。エンジン、タービンともにノーマルでオリフィス加工でブースト圧を1.0kg/cm2にアップ。


ECUはノーマルながら点火レジスターチューンで全域で5°進角させ、ハイオクガソリンを使用することで90psを楽しめる「お手軽仕様」。サブコンやフルコン制御でEVCを使った極上仕様も、もちろん得意とする。


7型以降は純正ECU書き換えに対応。サスペンションはトライフォース製を使って2.5インチアップ。メンテナンス面ではロイヤルパープルオイルと、オイル添加剤のSOD-1をオススメする。チェーン駆動からくるジャラジャラ音に効果的ながら、塩素や重金属などが含まれず、高価なベースオイルが油膜を厚くすることで保護性能をアップさせる。ATFへの添加も効果的とのこと。


性能、仕上がりともに絶賛するアルトラック製のエキマニとIHIハイフロータービンの組み合わせといったパワーアップメニューも提案する。そうした場合、Vプロでのフルコン化か、iSでのECU補正は必須となる。


K6Aエンジンはバルブとヘッドの当たり面が減りやすく、そこから圧縮漏れが起きやすい。なんとなくエンジンにパンチがなくなってきたりする。そんなときはヘッドのオーバーホールだけでも性能は回復できるという。


【SHOP INFORMATION】



国産スポーツカーに限らず、軽カーからポルシェなどの外国車にも幅広く対応。チューニングのみならず、メンテナンスにも力を入れており、リピート率は高い。北海道という土地柄、ジムニーのオーナーもよく遊びにくる。


●住所:北海道札幌市西区発寒10条2丁目8-10 千田ビル1F

●営業時間:9:30〜19:00

●定休日:第2週目の火曜日 年末年始


[書き手:ハイパーレブ 編集部 ハイパーレブ ジムニーより転載]



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