知って得する知っ得! 023
マフラーのお話 前編
知っているようで実はきちんと理解していなかったようなドレスアップにまつわる話を深堀りして紹介する。
知っ得コーナー。
今回はマフラーのお話 後編です。
マフラー関連のお約束をチェック! その2
パワーアップやトルクアップだけでなく、サウンドチューニングや出口形状の見た目のドレスアップとしても人気のマフラーチューニング。
そんなマフラーに関する決まりなどをみていこう。
マフラーの決まりは音量だけでない
前回の前編ではマフラーに関する規定で特に音量のことについて多く紹介してきたが、マフラーに関しての決まりは音量以外にもいろいろとある。
特にドレスアップユーザーが気にしないといけない部分としては、最低地上高などがある。
車高を低くしてマフラーを変更した場合、その取り回しなどで、最低地上高を下回ってしまう危険性もあるので注意が必要だ。
最低地上高について
最低地上高は一般的には9cm以上あればOKといわれているが車によって異なる。
ローダウンしている場合気になるのが最低地上高の計測ポイント。
正式にはフロントオーバーハング(前輪車軸からフロント先端の間)部とホイールベース(前輪車軸から後輪車軸の間のボディセンター)、リアオーバーハング(後輪車軸からリア後端の間)の3ヶ所での計測となり、それぞれに最低地上高が決められている。
マフラーであればボディ下面で車高が最も低くなるマフラーの触媒やセンターパイプ、タイコ(サイレンサー)部分辺りが計測ポイントになる場合が多い。
車検時の注意点
音量や最低地上高などがOKの場合でも車検のときに注意しておきたいこととして取付け状態がある。
例えば装着しているマフラーがグラグラしている場合などは、指摘を受けることもある。
また、ゴム製のブッシュ(吊ゴム)が無い場合や劣化しているといった場合なども、同様に指摘を受けるケースがある。
マフラー自体の決まりごと以外にも、装着状態に不備がないかも合わせて確認しておくことが必要だ。