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屋根もドアも元々ないんです! 昭和46年製の超旧車をビーチカーにアレンジ!|バモスホンダ|東京オートサロン202


ヨットのテイストをもつビーチカーをつくりたい


バモスホンダ ビーチクルーザー


フォレストオートファクトリー


中ホール6へのエスカレーターを降りてくると、ウッドデッキの小型フルオープン車がいやがうえにも目に入ります。

それが、フォレストオートファクトリーのブースのバモスホンダ。



といっても、現代版660ccのバモス、バモスホビオをカスタムした車両ではなく、初代となる昭和46年式の「バモスホンダ TN360」そのものなのです。



フォレストオートの戸森さんは以前から、フィアット・スピジアーナ(チンクエチェントがベース)やシトロエン・メアリのような水着のまま乗れるビーチカーというジャンルの車両を作りたく、ベース車両を探していたそうで、このバモスもその選択肢のひとつ。


ワンオーナーで程度のいい個体が手に入り、製作を開始しました。




バモスホンダ、実車がもともと幌付きフルオープン。

屋根を切ったとかそういうことではないのです。



そんな車体を上品なディープグリーンとアイボリーの2トーンに塗り、アクセントとなるメッキパーツと、ウッドのフロアやダッシュパネル、そしてアイボリーカラーのシートという、エレガントな配色でコーディネイトしています。

実は粉体塗装となっているグリーンはスズキの純正色。

そしてアイボリー側もまたスズキの純正色をベースにシートカラーに合わせるようにホワイトを加えたカラーになっています。



こういったカラーリングも、往年のヨットのテイストを取り込んだもの。


デッキ部分のサイドを内装と同じカラーのトリムで包むのもヨットテイストです。


また、フロアは全面ウッドデッキとなっていますが、運転席下は滑り止めとしてニスに砂を混ぜて、グリップを良くする処理がほどこされているのも、ヨット由来。



美しい仕上がりのウッドパートにも理由があった


そんな今回のカスタマイズの最大のポイントとなるのが車両全体に使われるウッド素材。


今回デモカーを作る時期、時を同じくして2019年の台風15号による災害が発生しました。

千葉にあるフォレストオートファクトリーの周辺でも、倒木などによる被災がありました。

こういった倒木の中に、もともと人の手によって作られた林の木々が、長年、人の手が入らなくなったことで育ちすぎて、倒れてしまったものもあることがわかりました。


そんな人工林について調べているうちに、埼玉で人工林の木材を使用して木工品を製作している高村クラフト工房と繋がります。


今回のウッドパーツはその高村クラフト工房とのコラボレーションで製作されたものなのです。



インパネやサイドシルの部分はチーク。

デッキなどのフロア部分は幅広のコナラと細身のヤマザクラとのコンビとなっています。

しかも、ただ順番に組み合わされているのではなく、コの字になったコナラにヤマザクラをはめ込んでいく構造をしています。

そして、ヤマザクラが少し出っ張ることで、滑り止めの役を果たすという作りになっているそうです。



こだわりは細かい部分まで


その他の部分も、ディテールに至るまでカスタマイズがされています。



フロントに取り付けられるスペアタイア、カバーのFAFのロゴはホンダのHONDAロゴからフォレストオートファクトリーのものに入れ替えられています。


バックミラーは、純正を取り外し取り付け位置も替えられてあらたに設置。

ヘッドランプベゼルとともにそのメッキが全体のアクセントに。




そして、フォレストオートファクトリーといえば、軽自動車のリフトアップ・スプリングの第一人者だけに、このバモスホンダもリフトアップされています。



もはや希少となった車種ですが、丁寧な作り込みカスタマイズされ、ふたたび檜舞台にあがる姿に、人工林の再生の未来が映し出されているようですね。


問:フォレストオート

電話 : 0479-75-2726

URL : http://www.forest-auto.com/


[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_古川教夫]



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