今回は、新車販売台数からみる地方都市の輸入車事情について書いていこうと思います。JAIA(日本自動車輸入組合)の統計資料によると、2016年、新車の輸入車が一番売れた都道府県は、東京の54,444台でした。

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出典:https://www.netcarshow.com/

それに対し、一番販売台数が少なかった都道府県は鳥取県の905台です。都道府県合計では343,673台で平均は7312台。この新車輸入車販売台数を都道府県の人口で割ると面白い結果になりました。いわゆる人口あたりの新車輸入車販売台数です。ほとんど誤差のような結果になってしまいましたが、参考までに10位までの順位は以下の通りです。

1位は東京と思いきや愛知県。トヨタ自動車のお膝元でも有名ですが、意外と輸入車を選ばれている方も多いのですね。愛知県は、輸入車も含めての車文化社会といえるのでしょうか。続いては東京。愛知県とは僅差での2位ですが、さすが首都東京といえる結果でしょう。他では滅多にお目にかからないようなクルマでも、東京では見かけることができるのも頷けます。

以下3位から10位まで僅差ですが、茨城県、神奈川県、静岡県、兵庫県、福井県、山梨県、群馬県、三重県と続きます。ほとんどが、首都圏、東海圏、近畿圏の大都市近郊の都道府県になりますので、この結果は妥当なところでしょう。

しかし、その中の7位、福井県。福井といえばメガネを代表とする産業や漁業が思い浮かびますが、首都圏や、東海圏、近畿圏とも密接ではない、福井県でなぜ輸入車が好まれるのか?福井県庁に聞いてみることにしました。福井県政策統計課によると、なんと福井県は世帯別自動車保有台数が日本一だそうで、県民の移動手段の8割もが自動車になっている自動車大国にだということもわかりました。

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出典:https://www.netcarshow.com/

上記の理由より、自動車全体が福井県では必須となっているので必然的に輸入車の保有台数も多いということになるのでしょうか。ただ、車依存の社会自体も福井県では問題にはなってはいるようです。輸入車を購入するということは、「見栄を張る」という言葉で簡単に片づけられることでなく、他人と違った何かを求める、またはクルマに興味があり、クルマが好きで仕方ない。という気持ちもあるからだとも思います。

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