過日、「比較的低価格」「比較的クラシカル」な輸入中古車を専門分野とする筆者にしてはめずらしく、ランボルギーニの正規ディーラーに仕事でお邪魔した。

自分は高年式ランボルギーニの中古車相場にはまったく詳しくないのだが、なんとなく「千数百万円なのではないか?」と思った。が、プライスボードを見ると「5,416,000円」とある。思いのほか安いではないか。これなら自分でも(無理すりゃ)買えるではないか……などと思いつつ車両に近寄ってみると、なんのことはない、乱視のためヒト桁見間違えていた。正しくは「54,160,000円」であった。

ランボオーナーは、なぜか必ず美女を連れている

d66662379141174126afc8ff9b1cc5a2_s

「アッチョンブリケ!」と短く叫びつつ、自分はそのランボルギーニのことを忘れようと努力した。が、同時にこのようにも思った。

「同じ人類が、わたしと同種のホモ・サピエンスが、このような価格のランボルギーニを実際に買っているのだ。ならばわたしにだって買える可能性はあるはずじゃないか! ホモ・サピエンス的に!」

そうして自分は欲望と上昇志向の炎をメラメラと燃やしながら、仕事(取材)そっちのけでランボルギーニの新車または認定中古車、あるいはそれに準ずるクオリティの高年式中古車を買うための算段を真剣に考えはじめた。

まずは孫子の「彼を知り 己を知れば 百戦殆うからず」という故事にのっとり、“彼”すなわち“ランボルギーニの新車とかを買ってる人”について知ることから始めた。

わたくしのこれまで20年間の観察によれば、まず第一に“彼”は、必ずといっていいほど「オンナ連れ」でランボルギーニディーラーに来店する。

それも、ただ単に「たまたま女性として生まれました」という人ではなく、ケバいというか色っぽいというか夜の蝶っぽいというか、とにかくそういったニュアンスの女性と連れ立ってやってくるのだ。で、その女性は最初、「わー、すご~い!」みたいな感じでディーラー内を見渡すが、そのうち興味を失い、ネイルやスマホ、昔だったらiモードとかをいじり始める。

ということで、ランボルギーニの購入を目指すわたくしとしてはまず初めにそういった女性と懇意になること、少なくとも「ディーラー行かへん? ランボの」と言ったらついて来てくれる程度には懇意になる必要があるだろう。

ランボオーナーはパッと見「職業不詳」である

Lamborghini-Aventador_LP750-4_SV-2016-1024-0a

【全文を読む】

あわせて読みたいオススメ記事