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VW、中国に3工場を開設


独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は5月28日、中国の第一汽車(FAW)との合弁会社、一汽大衆(FAW VW)が今後数カ月以内に中国で3工場を新たに開設すると発表した。


これにより、電気駆動車と同国で販売が好調なSUVの生産を強化する。5月28日には青島市に新工場を開設した。同工場では、プラットフォーム「MQB」をベースにした新型「ボーラ」を生産する。同じ生産ラインで内燃エンジン車と電気自動車を生産できる。



同工場では「MQB」向けのバッテリーシステムも生産する計画。6月に開設する仏山市の工場では主に、VWとアウディのSUVを生産する。同工場では、「MQB」ベースのモデルに加え、将来は、プラットフォーム「MEB」をベースにした電気自動車や「MEB」向けのバッテリーシステムも生産する計画。8月に開設する予定の天津市の工場では、SUVモデルを生産する。


SUV 販売好調


フォルクスワーゲン・グループ・チャイナ(VW チャイナ)の2018年第1四半期(1~3月)の販売は、前年同期比13.4%増の101 万台以上となり、過去最高を記録した。うち、SUVの販売伸び率は前年同期比37.2%増となり、平均を大幅に上回っている。


VWは2018年に4モデルのSUVを新たに中国市場に投入する。FAW VWから新型「トゥアレグ」と「Tロック」、上海汽車(SAIC)とVWの合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)は、中型SUV と新型SUV「タル(Tharu)」を発売する予定。VWチャイナは今後7~8年以内に電気駆動の現地生産車40モデルを市場投入する計画。2025年からは年150万台の電気駆動車を生産する計画。


[提供元/FBC Business Consulting GmbH]


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