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知っておくとためになる!お箸についての知識&マナー


8月4日は8(は)と4(し)の語呂合わせから「箸の日」とされています。たくさんの人が箸を正しく使えるようになればとの願いから民俗学者の提唱で、わりばし組合が1975年に制定しました。この機会に箸に関する知識やマナーを再確認してみませんか?


1.お箸の持ち方をおさらい

小さい頃になんとなく教わったお箸の持ち方ですが、最初に間違ったやり方を覚えてしまったのか、意外とちゃんと使えていない人が多いですよね。自信が無い人はこの機会に箸の正しい持ち方を確認しましょう。

まず、下の箸を利き手の親指の付け根あたりにのせ、薬指の第一関節で支えます。そして親指の腹と人差し指の先、中指の第一関節部分に上の箸を固定させます。あとは下のお箸を動かさないようにして上の箸を動かします。下の箸は食べ物を支えるだけで、動かせる上の箸で食べ物を掴むイメージです。また、お箸を持つ位置は箸頭から3分の1くらいだとバランスがよく美しく見えます。

動画投稿サイトなどでも箸の持ち方を説明する動画はたくさん投稿されているので、是非参考にしてみてください。

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2.お箸のマナーを知ろう

家での食事の時など、リラックスできる状況で使うことが多いお箸。周囲の目がないため、ついついはしたない使い方をしてしまいますよね。1人で過ごすときは良いかもしれませんが、日常で沁みついてしまった癖は、大切な場面でもポロっと出てしまいます!以下にやってしまいがちの行為をピックアップしましたので思い当たるふしがないかチェックしてみましょう。

・洗い箸=みそ汁などの汁物をかき混ぜて箸を洗う

・移り箸=料理を一度取りかけておきながら、別の料理をつまむ

・返し箸=大皿から料理を取るときに箸を上下逆さにして使う(正しくは取り箸を使う)

・掻き箸=食器の縁に口をあて、箸で料理を口に流し込む

・噛み箸=読んで字のごとし。箸の先っぽを噛む

・咥え箸=箸をくわえながら皿を持つ(箸を持った手で皿を取る“もち箸”もNG)

・こじ箸=料理の中から自分の好物だけを取り出すため、料理をかき回す

(嫌いなものをよける“はね箸”もNG)

・込み箸=口の中の食べ物を箸で押し込む

・指し箸=箸で人やものを指す

・刺し箸=箸を料理に突き刺す

・せせり箸=箸を爪楊枝のようにして歯間のゴミをとる

・揃え箸=机に突き立てて箸の長さを揃える

・ちぎり箸=箸を1本ずつ両手で使い料理をちぎる

・舐(ねぶ)り箸=箸を舐めまわす

・涙箸=箸先から汁物を滴らせる(箸先の汁を払う“振り箸”もNG)

・箸渡し=箸と箸で料理を受け渡す

・振り上げ箸=箸を手の甲よりも高く上げる

・もぎ箸=箸について米粒などを口で舐めとる

・横箸=箸をそろえてスプーンのように料理をすくう

・寄せ箸=箸で遠くの皿を引き寄せる

・渡し箸=お茶碗などの皿の上に箸を揃えて置く(もういりませんの意味)

マナー違反とされるお箸の使い方は上記以外にもたくさんあるので注意が必要です。

大切な会食の時など、参加者に不快な思いをさせないよう注意したいですね。

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3.お箸の種類を知ろう

中国ではおよそ3000年も前から使われていたといわれる箸。長い歴史の中で色々な用途の箸が生み出されました。普段の食事の際には一端だけが細くなっている「片口(かたくち)箸」をよく使いますが、他には一体どんなお箸があるのでしょうか。

・両口(りょうくち)箸=正月や結婚式などお祝いの席で見る箸。「寿」の文字が入った袋に包まれていることが多く祝い箸とも呼ばれる。両端が細くなっているがどちらも使用して良いというわけではない。

・天削(てんそげ)箸=持つ方の先端が斜めにカットされている来賓用の箸。端を斜めにカットすることで木目の美しさを際立たせている。

・利休箸=茶人・千利休が用いたとされるもてなし用の箸。懐石など高級料理などを食べるときに使われることが多い。

・青竹箸=懐石料理の焼き物や八寸を取り分けるための箸。竹が油をはじくという性質を利用している。

・真魚(まな)箸=柄のついた木や鉄製の箸。真魚(肉や魚などの主菜)を盛り付ける際に使用する。ちなみにまな板の“まな”も真魚が語源。

・元禄(げんろく)箸=角を削り、割れ目に溝を付けて割りやすく加工した箸。大衆食堂などでよく見かけるいわゆる割り箸。同じ割り箸にもコンビニ弁当などに使わる短めの丁六(ちょうろく)箸や、立ち食いそば屋で使われる小判箸などがある。

お箸を作るメーカーさんによると、一言で“箸”と言っても形状、材質、用途によって100種類以上もあるんだとか。全部を覚えるのは業者さんでも難しいと思いますが、上のものは一般常識として覚えておいて損はないと思います。

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お箸の持ち方など、一度体に沁みついた癖はなかなか直すのが難しいですが、千里の道も一歩から。マナー違反とされる使い方を覚えるのは、必ず自分の得となって返ってくるはずです。この機会にお箸の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

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