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今年も早くも「霜月」に。霜が降りはじめる深秋の月


猛暑の夏が嘘のように、すっと寒い日が多くなったかと思えば、今日から11月 。北国では折しも雪が降り、和風月名で「霜月」と呼ばれる月の幕開けです。秋はしだいに暮れゆき冬へ、紅葉から落葉へ、季節はゆるりと変わりゆき、冬がまもなくやってくるのです。


霜が降るから「霜月(しもつき)」。あるいは凋む月、下の月

秋も深まってまいりました。本日からは「霜月」。この和風月名の由来は、その名の通り「霜が降りはじめる月」というのが有力な説とされています。ですが、「下(しも)の月」という説もあり、これば10月が「上(かみ)の月」であるのに対する呼び名。このほか、「凋(しぼ)む月」、「末(すえ)つ月」がなまって、「しもつき」に。また、収穫にわく季節ならではの「食物(おしもの)月」の略であるとのとらえ方もあるようです。

霜降月(しもふりづき)、霜見月(しもみづき)、雪待月(ゆきまちづき)、雪見月(ゆきみづき)など異称もさまざま。

北国ではそろそろ霜だけでなく、雪が降り出す時節です。


本日11月1日は「一の酉」。今年は二の酉、三の酉まで三度あり

11月の酉(とり)の日に行われるのが、毎年恒例の「酉の市」です。「福をとりこむ」「運をかきこむ」などの意味合いの熊手を筆頭に、七福神、宝船、おかめ、打ち出の小槌などの縁起物が、市がたつ神社の境内いっぱいに並びます。

一の酉というのは、一番目の酉の市のことで、2018年は本日11月1日(木)。二の酉は二番目の酉の市で、11月13日(火)。さらに今年は11月25日(日)の三の酉まである嬉しい年回り。但し、三の酉まである年は火事が多いとの言い伝えもあるので、くれぐれも例年以上に火の用心を心掛けたいものですね。

新宿の花園神社、浅草の鷲神社、府中の大国魂神社が関東三大酉の市として名高く、毎年大勢の人で賑わいます。ほかにも目黒や練馬の大鳥神社、足立区の大鷲神社などでも開催。商売繁盛や家内安全をはじめ最近は恋愛成就など様々な熊手もあり、深まる秋の風物詩を感じに、開運を祈願に訪れてみるのも一興です。


収穫の感謝とともに、子供の成長に感謝する「七五三」の祝い

11月15日は「七五三」の祝日です。数え年で3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子のなおいっそうの成長を願って晴れ着を着せ、神社や氏神に詣でる行事です。

古くは、男女3歳で髪をのばす「髪置(かみおき)」。5歳男児がはじめて袴で正装する「袴着」。7歳女児の場合は、紐付きの着物から大人と同じように帯をしめる「帯解」を行っていたとか。そんな伝統からか今も多くのお子さんが、和装でお参りしている姿もほほえましいものです。

そもそも11月は「新嘗祭」があるように、秋の実りを神様に感謝する季節。この秋の満月の日(15日)が七五三の祝いの日に選ばれたのは、土地の神様に収穫に感謝すると同時に、子供の成長にも感謝の祈りを捧げたものだとも考えられます。

このほか、11月の最初の亥の日(2018年は11月3日)に西日本で行われる「亥の子祭り」や、東日本での「十日夜」など、収穫に感謝する行事が多く、神社へ参拝する機会も多い霜月。ご家庭でも新米を炊く際などは、今年もおいしいお米が食べられることに感謝していただきましょう。

黄や紅に、樹木の葉が鮮やかに色づく霜月の幕開け。落ち葉が舞い散り、霜で凍る冬枯れの風景になる前に、自然が織り成す錦繍の風景を、惜しむように眺めておきたいものです。

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