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今が旬のぎんなん。でも、なぜあんなに臭いの?


風も冷たくなり、秋が深まってきました。紅や黄色に木々が色づき、街並みもあざやかに彩られるこの季節になると、黄金色に輝くイチョウ並木の通りは多くの人でにぎわいます。そして、イチョウ並木沿いにコロコロと転がっているものといえば、ぎんなんですね。

でも、イチョウの美しさとは裏腹に、ぎんなんが放つ異臭といったら、なかなかのインパクト。もちろん、秋の味覚としてもおいしく食べられるぎんなんですが、なぜ強烈な異臭を放つのでしょうか?

いちょうが美しく色づく季節です

いちょうが美しく色づく季節です


ぎんなんの悪臭は、どこから?

鮮やかなイチョウ並木の美しさに惹かれて通りを散策してみたら、辺りからプンと異臭が鼻をつき、思わず顔をしかめてしまう……。こんな経験、みなさん一度はしているのではないでしょうか? でもなぜ、 あの小さい実から異臭が漂ってくるのでしょう……。

実は、あの悪臭の秘密はぎんなんの「皮」にありました。

ぎんなんの皮には「酪酸」「エナント酸」と呼ばれる物質が含まれています。

「酪酸」は、人間の皮脂から発する汗臭い臭い。

「エナント酸」は、腐った臭いを放つ油のような液体。

このふたつの酸が混じり合うことで、強烈な臭いが発生していたのです。

踏むと強烈な悪臭が……

踏むと強烈な悪臭が……


ぎんなんは、アンチエイジングに効果あり!

道に落ちているぎんなんの臭さから、まさか食べられるなんて……と思いがちですが、毎年この季節になると、イチョウ並木沿いにはぎんなん拾いを目的のした人で大賑わい! 中には縄張り争いならぬ争奪戦が繰り広げられる通りもあるといいます。



ぎんなんには、皮膚や粘膜を保護する効果がある「カロテン」という栄養素が含まれているため、目によいといわれています。また、「ビタミンC」も多く含んでいるので、抗酸化作用、美容にも効果があるとされています。

ただし、ぎんなんを食べるうえで大事なことがあります。

それは「食べすぎないこと」。ぎんなんは中毒症状を起こしてしまう食べ物でもあるので、特に子どもが食べる際は注意が必要です。独特の苦味がお酒のつまみに合うという大人の方も多いでことでしょうが、子どもさんに食べさせる時は、十分注意してくださいね。


電子レンジで簡単調理可能なぎんなん

中毒性はあるものの、手軽に食べられる点が魅力のぎんなん。おやつ代わりや、お酒のあてに少しつまみたい……といった際に重宝する秋の味覚ですね。

調理もとても簡単です。次の手順でぎんなんを調理してみましょう。

【1】ぎんなんの皮をペンチなどで軽く割る。

【2】茶封筒などにぎんなんと塩を少々入れます。

【3】電子レンジで1分ほど加熱する

【4】ぎんなんの弾ける音がしたら完成!

たったこれだけの手間で、美味しいぎんなんが簡単に食べられます。洗い物も少なく楽々ですね。

――今が旬、秋の味覚ぎんなん。小腹がすいたときに、おやつ感覚で食べられるのもうれしいですね。イチョウ並木を見かけたら、路上をチェックしてみてくださいね。

塩との相性ぴったりのぎんなん

塩との相性ぴったりのぎんなん

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