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愛犬が熱中症かも!?そんなとき、飼い主さんはどうすればよい?


気温が上昇するこの時季、熱中症にかかる人が増えます。消防庁調べ※よると、全国における熱中症による救急搬送人員数の累計は、平成29年5月から9月の期間で5万2984人でした。平成28年度の同期間と比べると、2572人増となっています。今後ますます地球温暖化による気温上昇によって、熱中症にかかる人の増加が懸念されています。

そんななか、人と同じように犬も熱中症になることをご存じですか? 犬がハアハアと苦しそうに息をしたり、うろうろして落ち着きがない場合は、もしかしたらそれは、熱中症のサインかも。そこで今回は、犬の熱中症と緊急処置についてご紹介していきます。

※「平成29年 (5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」消防庁調べ

愛犬の息づかいがハアハアと荒いときは、熱中症の可能性が

愛犬の息づかいがハアハアと荒いときは、熱中症の可能性が


犬が熱中症にかかったときの症状を理解しよう

犬の熱中症は、とくに6月から8月の暑い時期に、高温の室内や車内での留守番、猛暑の散歩やお出かけが原因で発生します。人間の熱中症が命にかかわる病気であることと同様に、ワンちゃんの場合も発症してから1時間以内で命運を分けてしまう可能性も……。では、具体的にどういう状態が犬の熱中症なのでしょうか? 「初期症状」と「危険な症状」に分けて見ていきましょう。

熱中症の初期症状

●ハアハアと苦しそうに息づかいが荒いとき

●体がいつもより暑くなっているとき

●舌や歯茎が赤くなっているとき

●理由もないのに、うろうろして落ち着きがない状態のとき

熱中症の危険な症状

●下痢や嘔吐

●ふるえや発作

●けいれん

●吐血や血尿

●呼吸困難

●意識がなくなる

「暑いよ〜」。愛犬のサインを見逃さないようにしてあげてることが大切!

「暑いよ〜」。愛犬のサインを見逃さないようにしてあげてることが大切!


犬が熱中症になったとき、「犬の意識がある」場合の緊急処置

愛犬が熱中症になってしまったら、何よりできるだけ早い緊急処置が大切です。

犬の意識がある場合

○1/犬の体が熱くないか確認して、涼しい場所へ移動

犬の耳の中や脇の下、おなかに手をあてて、体が熱くないか確認しましょう。そのとき体が熱いと感じたら、すみやかに冷房の効いた屋内などの涼しい場所へ移動しましょう。

○2/冷水で犬の体を冷やす

涼しい場所に移動しても症状に変化がない場合、(自宅であれば)犬を風呂場に連れて行き、荒い息が落ち着くまで、シャワーで全身に水をかけます。自宅にいないときはペットボトルの水を含んだタオルで全身を濡らしてあげましょう。このとき、お尻から頭に向かって毛を逆なでるようになして、地肌に直接ふれながら濡らしてあげると効果的です。

○3/犬が自力で飲めれば、冷たい水を飲ませる

犬が自力で水が飲める状態の場合、氷入りの冷水を飲ませる、あるいは、スポーツドリンクを水で2倍くらいに薄めて飲ませてあげましょう。犬が自力で水を飲めないときに、無理に水を飲ませようとすると窒息する危険性があるので、無理に喉に水を流し込んだりしないでください。

○4/犬の体を冷やしながら、動物病院へ連れて行く

動物病院へ連絡をして、犬をできるだけ早く病院へ連れて行きましょう。移動中は濡れたタオルで犬の体を包み、可能であればおなかや脇にタオルに包んだ保冷剤をあてて冷やし続けてください。また、犬の顔がうつむかないよう顔を支えて、呼吸を確保することも大切です。

ワンちゃんと夏場におでかけするときは、十分な注意が必要

ワンちゃんと夏場におでかけするときは、十分な注意が必要


犬が熱中症になったとき、「犬の意識がない」場合の緊急処置

犬の意識がない場合

○1/犬の鼻と口だけ出して、水に体をつける

浴槽に犬の体に合わせた量の水を張って、犬の体温を素早く下げるために体を水につけてあげましょう。このとき息ができるように鼻と口元を手で支えてあげましょう。水を張れない場合は、冷水のシャワーを体にかけて冷やしてください。

○2/犬の体を冷やしながら、動物病院へ連れて行く

動物病院へ連絡をして、すみかに犬を病院へ連れて行きましょう。移動中は濡れたタオルで犬の体を包み、可能であればおなかや脇にタオルに包んだ保冷剤をあてて冷やし続けてください。また、犬の顔がうつむかないよう顔を支えて、呼吸を確保することも大切です。

── 犬は人間とは違って、言葉で自分の症状を飼い主さんに伝えることができません。とくに夏場は、愛犬の様子を注意深く観察し、熱中症のサインを見逃さないようにしてくださいね。

それでももし、愛犬が熱中症になってしまったときは、まずは飼い主さんが落ち着いて応急処置を行うことが大切です。そのうえで、かかりつけの動物病院へ連絡を。緊急時に迅速に連絡できるよう、携帯電話にかかりつけの動物病院や、夜間診療を行っている動物病院の電話番号を事前に登録しておくと安心ですね。

※参考「いぬのきもち2016年7月号」(ベネッセコーポレーション)

人間と同様、水分補給はこまめにしましょう

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