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日本の冬はやっぱりコレ!温泉にまつわるウンチクあれこれ


12月もいよいよ後半を迎え、街の気配はすっかり冬本番。ますます寒くなるこれからの季節、身も心もほっこり温まる温泉が恋しくなりますよね。年末年始の冬休みを利用して、温泉旅行の計画を立てている人も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、日本が誇る癒しの文化・温泉にまつわるウンチクをあれこれご紹介! 知っていると、ちょっと自慢できちゃうかも……?

「やっぱ温泉は気持ちいいウッキ~~」

「やっぱ温泉は気持ちいいウッキ~~」


まさに温泉大国の日本!ところで、そもそも温泉って何?

日本の温泉には、国が「温泉法」で定めた定義があるのをご存じでしょうか。

それによると、温泉とは地中から湧き出る温水・鉱水・水蒸気などで、「源泉温度が25度以上あるもの」または「温泉成分19種の物質のうち、一つ以上が規定値に達しているもの」とされています。つまり、温度が25度以上であれば、規定の成分を含んでいなくても温泉。25度以下で冷たくても、規定の成分を一定量含んでいれば温泉、というわけです。

環境省のデータ(2017年3月時点)によると、日本には約3000ヵ所の温泉地があり、旅館や銭湯などの温泉施設は約2万1000ヵ所。温泉が湧き出す泉源数は約2万7000ヵ所、湧出量は毎分256万リットルと、まさに世界有数の温泉大国なのです。

ちなみに、各項目の都道府県別ランキングを見てみると、以下のようになります。やはり、有名な温泉地のある地域がランクインしていますよね。

【温泉地数ベスト3】

★1位/北海道 ★2位/長野県 ★3位/新潟県

【温泉施設数ベスト3】

★1位/静岡県 ★2位/長野県 ★3位/大分県

【泉源数ベスト3】

★1位/大分県 ★2位/鹿児島県 ★3位/静岡県

【湧出量ベスト3】

★1位/大分県 ★2位/北海道 ★3位/鹿児島県


さまざまな治療用途に役立つ10種類の「療養泉」

温泉の効果には、温熱や水圧による物理効果、環境が変わることによる心理効果、温泉成分を皮膚から吸収(または飲用)することによる薬理効果などがあります。薬理効果は泉質の成分によって異なりますが、とくに治療用途に役立つ泉質の温泉を「療養泉」と呼び、環境省の「鉱泉分析法指針」の規定によって以下の10種類に区分されています。

【単純泉】含有成分が微量で刺激が少なく、肌当たりが柔らかい

【塩化物泉】海水に似た塩分を含み、皮膚の保湿効果が高い

【炭酸水素塩泉】皮膚の角質を落とす効果のある美肌の湯

【硫酸塩泉】皮膚の蘇生作用、キズ・ヤケドの治癒効果が高い

【二酸化炭素泉】炭酸ガスを含み、血流を促す効果あり

【含鉄泉】鉄イオンを含み、飲用で貧血に効果あり

【硫黄泉】刺激臭があるが殺菌作用が高く、皮膚疾患に効果あり

【酸性泉】殺菌作用があり、アトピー性皮膚炎や湿疹などに

【放射能泉】ラジウムやラドンを含み、痛風や関節リウマチなどに

【含よう素泉】ヨウ素を含み、飲用で高コレステロール血症などに

※それぞれの効果は泉質の適応症に基づいています。

また、療養泉の施設には、浴場内や脱衣所などに「温泉分析書(分析表)」を掲示することが義務づけられています。この分析書には、泉質、泉温、成分、PH値、適応症(効果効能)、禁忌症(悪影響を及ぼす可能性のある症状)、入浴または飲用上の注意などが記されていますので、温泉に行ったらぜひチェックしてみてください。疾病や症状、体調によっては逆効果になる温泉もありますので、とくに禁忌症は必ず確かめるようにしましょう。


温泉に入る際に心がけたい基本的なルール・マナー

当然のことですが、多くの人が利用する温泉では、衛生面のルールや最低限のマナーを守ることも重要です。たとえば……

●入浴前には「かけ湯」をして体の汚れを落とす

●タオルや髪の毛は浴槽に浸けない(バスタオル・水着などの着用もNG)

●周囲の人にお湯のしぶきや、石けんの泡などをかけない

●使った桶やイスは元の位置に戻す

●浴場内で走らない、大声で騒がない、泳がない(とくに子どもは注意)

●脱衣所に上がる前にタオルで体を拭く(脱衣所が濡れないように)

……など、基本的なルール・マナーをきちんと心がければ、自分も周囲の人も気持ちよく温泉が楽しめるはず。ぜひ覚えておきたいですよね。

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