涼しい日が続くようになり、秋のを訪れを感じるようになりましたね。
秋と言えば、食欲の秋。秋の味覚の誘惑に負けて、ついつい食べ過ぎちゃう!なんて人も多いのではないでしょうか。秋は、柿や秋刀魚、松茸など、旬の味覚が盛りだくさん。今回は秋の味覚の中でも、9月が旬の「ブドウ」についてご紹介します。


ブドウのはじまりは白亜紀!?

日本神話には、イザナギノミコトが黄泉の国の住民たちから逃げる際にクロミカズラ(つる草を束ねて作った冠)を投げると、地に落ちたクロミカズラが成長してブドウを実らせた、という記述があります。他にもギリシャ神話には、ディオニュソスという神が人間にブドウの栽培方法を伝えた、という話があります。これらの神話からもわかるように、ブドウと人間の関りはとても長く、世界各地にブドウに関する言い伝えが残されています。
それでは、ブドウは一体いつから存在していたか知っていますか?なんと、ブドウの祖先は白亜紀から存在していたのです!ブドウの祖先が誕生してから何千万年もの時を経て、ブドウ科の植物は世界各地に繁栄するようになります。その後氷河期を乗り越えた種が人間によって栽培されるようになったのです。

一面に広がるブドウ畑

一面に広がるブドウ畑


日本のブドウのはじまりは、山梨県の「甲州」

日本では、縄文時代からブドウを食していたとされています。しかし当時人々が食べていたブドウは、現在スーパーに並んでいるような、甘いブドウの祖先ではありません。当時のブドウはヤマブドウなどの、苦味や酸味のある種だったようです。
それでは、現在私たちがよく口にするブドウは、一体いつごろから日本にやってきたのでしょうか…。現在日本で主流となっているブドウが発見されたのは、奈良時代のこと。当時山梨県で発見された「甲州」は、今でも根強い人気のある品種です。
甲州の発見には諸説あります。一つは、雨宮勘解由(あめみやかげゆ)という人物が、現在の甲州市で発見したという説。二つ目が、奈良時代の僧侶である行基が、甲州に立ち寄った際に持参した種を撒いたという説。そして最後は、渡り鳥によって中国から種が運ばれてきた説です。
あの有名なブドウは、こんなにも昔から存在していたのですね。

日本古来のブドウ「甲州」

日本古来のブドウ「甲州」


宝石のように輝くブドウを使ったデザートで、疲労回復!

鮮やかな色合いとみずみずしさから時折宝石にも喩えられるブドウは、ゼリーやタルト、パフェなど、様々なデザートに使われています。ブドウにはブドウ糖やポリフェノールが多く含まれており、疲労回復や老化防止、脳の働きを活発にするなどの効果があります。
勉強や仕事を頑張っている自分へのご褒美に、ブドウを使ったデザートを食べるのもいいかもしれませんね。
今回は、秋が旬のブドウの歴史をご紹介しました。9月から10月にかけてブドウ狩りができる農園もあるので、休みの日にはブドウ狩をしに少し遠出してみてはいかがでしょうか。

<参考・参照サイト>
みはらしの千果園
岡山 太陽のそばの果樹園
ぶどう狩のはぎわら農園
JA全農ふくえん

ぶどうを使ったタルト

ぶどうを使ったタルト