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8月2日は「ハーブの日」!世界のハーブの歴史


今日、8月2日は「ハーブの日」です。ハーブの日は、フレッシュハーブ事業を行なうエスビー食品によって制定されました。ハーブは古くから私たち人間の生活と深く関わっており、今でも料理や民間療法など、様々な場面で使用されています。

今回は、ハーブの歴史をご紹介します。


ハーブって一体どんなもののことをいうの?

みなさんは、「ハーブ」と聞いて何を思い浮かべますか?カモミール、ミント、ローズマリーなどなど…。一言でハーブと言っても、その種類は様々です。それでは、どういったものが「ハーブ」と呼ばれているのでしょうか。

ハーブは、ラテン語で「草」を意味する「Herba(ヘルバ)」が語源となっています。昔から、ハーブは民間療法や食品の保存などに使われてきました。しかし今では、ガーデニングやアロマセラピーなど、様々な場所で私たちの生活を豊かにしてくれています。このことから、「色彩や香り、形状、成分によって私たちの生活を豊かにしてくれる植物」のことを大きくまとめて、「ハーブ」と呼んでいるようです。

ハーブの中には、山葵や大葉など「え、それもハーブなの?」と少し意外なものも多くありますが、「私たちの生活を豊かにしてくれる植物=ハーブ」と聞くと、なんだか納得がいくような気がしますよね。


ハーブを使った処方の始まりって?

ハーブと私たち人間の関りは長く、紀元前1552年のエジプトで著された「エーベルス・パピルス」には、ハーブを薬として利用していたことが記されています。さらに紀元前1700年頃のエジプトでは、700種類ものハーブが栽培されていたのだそうです。

紀元前400~300年代頃を生きた古代ギリシャの医学の父である「ヒポクラテス」は、400種類ものハーブを処方し、その後中世にいたるまで彼の弟子たちによって植物の研究やハーブを使った処方がされてきました。

こんなにも昔から、人々はハーブを利用していたのですね。


ハーブの「暗黒時代」。ハーブと魔女狩りの関係って?

古くから人々の生活を支えてきたハーブですが、中世ヨーロッパは、ハーブの歴史の中でも「暗黒時代」と呼ばれています。

14~17世紀頃のヨーロッパでは、ペストなどの疫病が大流行します。田舎に暮らす人々には、遠く離れた町へ薬を買いに行く手段もなければお金もありませんでした。そんな地域では、ハーブの知識を持つ女性たちが薬を作っていました。特にハーブの知識に長けている女性は「ワイズウーマン(賢い女性)」と呼ばれていました。彼女たちは、ハーブ療法だけではなく、人々の悩みを聞いたり占いをしたりしながら、地域の人々の生活を支えていたのです。

しかし一方で、そんな彼女たちを好ましく思わない人々もいました。人の生死に関わる人間は、聖職者でなければならない、という思いで医療行為に励む男性権力者たちは、彼女たちのことを面白く思っていなかったようです。他にも男女の性差や貧富の差など、様々な要因が折り重なり、ワイズウーマンたちと呼ばれる女性たちは、魔女として火あぶりにされることとなってしまったのです。

人々を救うためにしてきたハーブ療法によって、火あぶりにされるとは…。ハーブと人間の間には、こんな悲しい歴史があったのですね。

今回は、ハーブの歴史をご紹介しました。人間とハーブの間には、他にも多くの歴史があります。みなさんもハーブの歴史について調べてみてはいかがでしょうか。意外な発見があるかもしれませんよ。



<参考・参照サイト>

エスビー食品株式会社

http://www.sbfoods.co.jp/company/newsrelease/2017/pdf/201707_herb.pdf

https://www.sbfoods.co.jp/herbs/back/0310/enjoy/naru.html

https://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/jiten/teigi/

メディカルハーブ

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