台風19号が上陸すると、広い範囲で「猛烈な風」が吹く恐れがあります。記録的な暴風になる所もあるので、風への万全な対策が必要です。

●停電や 交通機関が大きく乱れるほどの風も

台風19号は、12日(土)の夕方から夜にかけて、「非常に強い」勢力を保ったまま、東海地方または関東地方に上陸する見込みです。その後、台風は、東日本から東北地方を北東へ進む予想なので、広い範囲で、風が吹き荒れる恐れがあります。
上の図は、台風19号が日本に影響している間に「最大瞬間風速が30m/s以上となる確率」をエリア別に示したものです(10日午後9時に計算)。このような風が吹くと、停電や交通機関が大きく乱れる可能性があります。昨日の予想よりも、高い確率のエリアは東日本が中心になってきました。
30メートルどころか瞬間的には50メートル以上の猛烈な風が吹く恐れもあります。この猛烈な風とは特急電車並みの速度で、走行中のトラックが横転してしまったり、電柱や街灯で倒れるものがあるほどの風です。屋外での行動は危険になります。

●広い範囲で 記録的な暴風に警戒

今回の台風は「千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号」と同じ程度の暴風が、千葉県だけでなく、更に広い範囲で吹くことも考えられます。さらに「大型」で「強風域だけでなく、暴風域も広い」のが特徴なので、台風の上陸する東日本が中心ではありますが、西日本や東北地方でも、記録的な暴風となる所がありそうです。

●暴風に警戒が必要な時間帯 高波にも警戒

今回は「大型」「強風域だけでなく、暴風域も広い」ことに加えて、上陸前でも比較的ゆっくり進むため、暴風に警戒が必要な時間帯が、長引きそうです。
特に暴風に警戒が必要な時間帯を地方ごとにまとめますと、九州南部は12日(土)明け方~昼前、九州北部は12日(土)朝~夜のはじめ頃、四国は12日(土)未明~夕方、中国地方は12日(土)昼前~夜のはじめ頃、近畿は12日(土)昼前~13日(日)明け方、東海は12日(土)明け方~13日(日)明け方、北陸は12日(土)昼過ぎ~13日(日)明け方、伊豆諸島は12日(土)朝~13日(日)明け方、関東甲信(伊豆諸島を除く)と東北は12日(土)昼過ぎ~13日(日)昼前、北海道は13(日)の未明~夜遅くです。
なお、気象庁では、「0時~3時」を未明、3時~6時を「明け方」、6時~9時を「朝」、9時~12時を「昼前」、12時~15時を「昼過ぎ」、15時~18時を「夕方」、18時~21時を「夜のはじめ頃」、21時~24時を「夜遅く」としています。
また、東・西日本の太平洋側では、猛烈なしけとなる所がありますので、高波にも警戒して下さい。