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エルニーニョ現象 今冬にかけても発生しない予想




気象庁は、エルニーニョ監視速報を発表。エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっており、今後冬にかけても平常の状態が続く可能性が高い見込みです。



●8月の実況


8 月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は−0.2◦C で基準値に近い値でした。太平洋赤道域の海面水温は、西部で平年より高く、東部で平年並みでした。海洋表層の水温は日付変更線付近で平年より高く、東部で平年より低くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年並みで、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年より強くなりました。このような海洋と大気の状態は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっていることを示しています。


●今後の見通し


太平洋赤道域では、海洋表層の水温の平年からの隔たりが小さいため、東部の海面水温は今後しばらく平年並みで推移すると考えられます。エルニーニョ予測モデルも、今後冬にかけてエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値に近い値で推移すると予測しています。以上のことから、今後冬にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高くなっています。


●西太平洋熱帯域及びインド洋熱帯域の状況


8 月の西太平洋熱帯域の海面水温は、基準値より低い値でした。今後冬にかけては基準値に概ね近い値で推移すると予測されますが、不確実性が大きくなっています。8 月のインド洋熱帯域の海面水温は、基準値より高い値でした。今後秋の間に基準値に近い値になり、海面水温の高い状態は解消すると予測されます。


●8 月の日本と世界の天候への影響


8 月の日本の天候にはインド洋熱帯域高温時の影響は明瞭には見られませんでした。8 月の世界の天候にもインド洋熱帯域高温時の影響は明瞭には見られませんでした。


●日本の天候への影響は?


エルニーニョ現象発生時の日本の冬は東日本で平均気温が高い傾向がありますが、今冬にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続くと見られ、今冬は冬らしい寒さとなる可能性があります。


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