気象庁が4日に発表した「1か月予報」によりますと、北・東・西日本は、この先2週間、暑さは一休み。前回の予報から一転、梅雨後半は梅雨寒の所が多くなりそう。東・西日本は、梅雨末期の大雨にも注意が必要です。

●「1か月予報」どう変わった?

気象庁は、毎週木曜日に「1か月予報」を発表しています。6月27日に発表された「1か月予報」に比べると、7月4日発表の最新の「1か月予報」は、気温の予想が大きく変わってきました。北・東・西日本の平均気温は、前回の予報では、7月6日~26日は「平年並み」でしたが、最新の予報では、7月6日~19日は「平年並みか低い」または「低い」に変わってきたのです。

●全国的に 気温が低くなる理由は?

週ごとに、詳しくみてみますと…
7月6日~12日は、梅雨前線が本州付近に停滞しやすくなるでしょう。東・西日本を中心に、沖縄・奄美でも前線や湿った空気の影響を受けやすくなりそうです。更に、北日本~東日本の太平洋側に冷たい空気を送り込む「オホーツク海高気圧」が現れるでしょう。そのため、北日本を中心に、北東からの冷たく湿った空気の影響を受ける所がありそうです。
これらの影響で、平均気温は、北日本と沖縄・奄美で、平年並みか低いでしょう。東日本と西日本は、平年より低い予想です。東京では、この時期の最低気温は20度くらい、最高気温は28度くらいで、蒸し暑い日が多い時期ですが、今年は梅雨寒の日が多いでしょう。7月とはいえ、薄手の羽織る物など、調節しやすい服装が、活躍しそうです。

●北・東・西日本 低温が続く理由は?

7月13日~19日も、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧は、本州への張り出しが弱いでしょう。東・西日本は、梅雨前線や湿った空気の影響を受けやすくなりそうです。更に、オホーツク海高気圧が、この週まで持続する可能性があります。
このため、平均気温は、北日本と東日本、西日本で、平年より低いでしょう。7月15日は「海の日」で、海のレジャーを楽しみたい時期ですが、水着を着るにはヒンヤリする所が多くなりそうです。
一方、沖縄・奄美では、高気圧に覆われやすくなるので、晴れる日が増えて、気温が上昇してくるでしょう。前の週から一転して、夏空を満喫できそうです。

●梅雨明けは どうなる?

7月20日~8月2日になると、上空では、大陸のチベット高気圧が強まるでしょう。一方、夏の太平洋高気圧は、まだ不確定要素があるものの、平年同様の勢力になってきそうです。
このため、広い範囲での「低温傾向」は、解消されるでしょう。全国的に、平均気温は「平年並み」の予想です。天気は、沖縄・奄美だけでなく、西・東日本でも、晴れの日が多くなるでしょう。
平年ですと、この時期には広い範囲で梅雨明けを迎えますが、今年も、西日本や東日本では、平年よりそれほど遅れることなく、梅雨明けする所が多くなりそうです。

●東・西日本 「梅雨末期の大雨」にも注意

この先1か月全体の降水量をみると、東・西日本では、平年並みか多い予想です。九州の記録的な大雨が記憶に新しいところですが、東・西日本は、この先も、前線や湿った空気の影響を受けやすくなりますので、梅雨末期の大雨にもご注意下さい。
【参考】
北日本=北海道、東北地方
東日本の太平洋側=関東甲信、東海地方
東日本の日本海側=北陸地方
西日本の太平洋側=近畿太平洋側、山陽、四国、九州南部(奄美を除く)
西日本の日本海側=近畿日本海側、山陰、九州北部地方