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週間天気 台風5号の影響長引く


台風5号は非常に強い勢力を保ち、ゆっくりと北上するでしょう。動きが遅いため、南西諸島や九州は台風の影響が長引きそうです。四国や近畿、東海でも、南東に開けた場所で雨が続くので、大雨に注意が必要です。


●あす(4日)の天気


あす(4日)は、台風5号が奄美や沖縄に近づきます。大東島地方は荒れた天気となるでしょう。奄美地方や沖縄本島も次第に荒れてくる見込みです。奄美地方は昼過ぎから雨になり、夜遅くなるとカミナリを伴い非常に激しく降る恐れがあります。沖縄本島は、日中は晴れますが、夜遅く雨が降る見込みです。海上は、奄美で猛烈なしけになり、沖縄本島も大シケになる見込みです。

一方、本州付近は、引き続きオホーツク海に中心を持つ高気圧に覆われます。日本海側は晴れますが、太平洋側は湿った空気が流れ込むため雲が広がる見込みです。東北から関東は朝晩を中心に所々で弱い雨が降りますが、甲信や東海から九州にかけては、カミナリ雲が発達しやすいでしょう。局地的な短時間強雨や落雷、突風の恐れもありそうです。山や川のレジャーは注意して下さい。なお、あすも九州から近畿は日中の最高気温が35度前後まで上がる所が多いので、熱中症対策はしっかりと行いましょう。また、九州から関東にかけての太平洋側は、台風からのうねりが届き、波が高くなるでしょう。台風から離れていても海のレジャーは注意してください。


●あさって(5日)以降の週間天気


あさって(5日)は、台風5号が北寄りに進路を変えて、東シナ海を北上するでしょう。動きが遅いので、6日以降も、南西諸島や九州では台風の影響が長引きそうです。本州付近は台風から離れているものの、台風周辺に広がる暖かく湿った空気が流れ込む状態が続くでしょう。太平洋側の南東に開けた山の斜面で雨が続き、大雨になる恐れもありそうです。

<南西諸島>

5日は、台風5号が奄美諸島付近を通過していくでしょう。奄美諸島を中心に、九州南部や沖縄本島は大荒れとなり、海上は猛烈にしける所がある見込みです。台風が通過した後も、台風に吹き込む湿った空気の影響で、雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。台風の動きが遅いので、強風や高波の影響が長引きそうです。

<西日本・東海>

8日にかけて、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。九州から東海の太平洋側は雲が広がり、雨が降りやすい見込みです。特に、南東側に開けた場所で雨が続くため、大雨になる所がある見込みです。6日から7日は、台風本体の雨雲が、九州や四国にかかりそうです。風雨が強まりますのでご注意下さい。中国地方や近畿も7日から8日は広い範囲で雨になるでしょう。

<関東・北陸>

関東甲信は湿った空気の影響で、雲が広がりやすい天気が続くでしょう。ただ、週末は日差しが出やすくなるため、気温がぐんと上がりそうです。8日は広い範囲で雨が降る見込みです。一方、北陸は7日にかけて晴れて、厳しい暑さが続くでしょう。猛烈に暑くなる日もありそうです。

<北日本>

東北は、日本海側は晴れる日が多く、厳しい暑さが続くでしょう。太平洋側は雲が広がりやすく、蒸し暑い日が多い見込みです。北海道は晴れ間も出ますが、雲が広がりやすい日が多いでしょう。霧の発生しやすい日が続きますので、交通機関や車の運転は注意して下さい。

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