<都市対抗野球近畿地区第2次予選:日本生命19-0OBC高島>◇第1代表決定トーナメント1回戦◇21日◇大阪シティ信金スタジアム
日本生命は17安打19得点の7回コールドで快勝発進した。「1番中堅」の社会人2年目、松本渉外野手(23=東洋大)が1安打1四球3打点。3出塁して盗塁も決め1番打者の役割を果たした。
50メートル走は5・7秒の快足が自慢で、2回に遊撃への野選、3回に四球で出塁して盗塁に成功。中越え二塁適時打を放った4回には、次打者の1球目で難なく三盗に成功した。「事前準備で、隙があったら次の塁に行くのが僕の役目」。梶田茂生監督(55)からは「積極的に、恐れることなく、アウトになってもいけ」と厚い信頼を置かれている。
昨年の2次予選は指名打者で出場し、今年は中堅の守備に就く。「守備につくことによって、そのリズムを攻撃につなげられている」と慣れた様子だ。
父親の勧めで小学生時代に始めた野球ノートは、社会人でも継続。出場した試合の内容や打席の感覚は、いつでも見返せるよう野球人生には、欠かせないアイテムだ。
23日の三菱重工Westとの2回戦へ、「次の相手は、応援も入って緊張もすると思うので、次からが本番かなと思います」と見据えた。【中島麗】