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【オリックス】ドタバタの末に宗佑磨の一打で今季3度目サヨナラ勝ち…斎藤響介プロ初勝利お預け


オリックス対楽天 10回裏オリックス2死一、三塁、サヨナラ打を放った宗(手前)は中嶋監督と抱き合う(撮影・西尾就之)

オリックスがドタバタの末、今季3度目のサヨナラ勝ちだ。最後は延長10回2死から3連打。一、三塁から宗の中前打で決着した。

中嶋監督は「2死からよくつないだ」としながらも「ちゃんと普通に終わらなきゃいけないゲーム。最後サヨナラですけど、乗っていけるかと言ったら、わかんない」と首をかしげた。

プロ初勝利を目指した高卒2年目の斎藤響介が今季2度目の先発。自己最長5回2/3を無失点と好投した。8回までは2-0と理想的な展開。だが9回に抑えの平野佳がセーブ失敗。4安打で追いつかれ、無残にも斎藤の白星が消えた。

19歳右腕はその後もベンチで戦況を見つめ、宗のサヨナラ打には笑顔で拍手。「初回をゼロで抑えて、そこからリラックスして投げられた。ボール先行になっても、前回みたいに四球を出すことなくいけたのは大きかった」。前回4月28日の日本ハム戦は1イニング4四球で降板。しっかりと反省を生かした。6回に自己最速タイ152キロを計測。球威も抜群だった。

ドジャース移籍した山本由伸からテレビの企画で「ネクストブレーク候補」に指名され、注目を集めた。2番手で投げた古田島は「まだ19歳、大学2年生の歳なのにすごいな~と思いながら見ていた」。中嶋監督も「本当に頑張って、よく(打者に)向かっていった」と高く評価した。

2連勝で7カードぶりの勝ち越し。プロ4度目サヨナラ打の宗は「こういう戦いを取れたのは大きい」と喜んだ。次は全員で、斎藤に初勝利をプレゼントできるような展開にしたい。【大池和幸】

▼オリックス井口(10回を3者凡退で移籍後初勝利)「すごくうれしい。去年ファイターズをクビになってから、まさか1軍でマウンドに立てるとか、ヒーローインタビューできるとか考えてなかった」

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