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【阪神】今季初勝利ビーズリー「泣きそうになった」瞬間 愛息から初めて聞いた言葉に感動


阪神対ヤクルト 今季初勝利を挙げファンに手を振る阪神ビーズリー(撮影・前田充)

<阪神1-0ヤクルト>◇18日◇甲子園

パパがヒーローになった。阪神ジェレミー・ビーズリー投手(28)が、甲子園で観戦したブルック夫人、9カ月の愛息ウエスリー君の前で今季初勝利を挙げた。今季1軍初登板で5回2安打無失点。ウエスタン・リーグから計34イニング連続無失点だ。ウイニングボールは「子どもにあげます」と喜びをかみしめた。

「初めて聞いた時は泣きそうになったね…」

心震わされたのは約1カ月前のこと。ウエスリー君が初めて「ダディー」と呼んでくれた。その感動は今も忘れない。「『ダディー』と言うこともあれば『ダー』って言う時もあるんだ」。パパの足を持って、つかまり立ちをするようにもなった。わが子の成長が原動力となった。

自宅ではおむつ替えも、息子を風呂に入れるのも率先してやっている。「オフコース! 妻と分担するのがアメリカンカルチャーさ」。グラウンドで汗を流した後は、育児に一生懸命。家族を愛する男はかっこいい姿を見せるため、ヤクルト打線に真正面から立ち向かった。

初回から全開だった。2死一塁ではフォークをたたきつけるも、梅野が止めてくれた。素早い送球で飛び出した二塁走者をタッチアウトに。「オーマイガー! あんなプレー見たことない」と感謝し、波に乗った。曲がりの大きなスライダー、鋭く変化するカットボール、そして直球の軌道から落ちるフォークを駆使し、7奪三振で制圧した。

岡田監督が「プロ野球史上最高背番号同士の先発やな、一生ないで、こんなの」と表現したヤフーレとの背番号99対決を制した。伊藤将、青柳が再調整となる中、救世主となる働き。72球での降板に指揮官は「気合も入っとったし、最後はバテたみたい」と苦笑いも、「十分」と称賛して今後も先発ローテーションの一角を託すつもりだ。ウエスリー君にプレゼントするウイニングボールを、まだまだ増やす。【中野椋】

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