<ロッテ1-1日本ハム>◇17日◇ZOZOマリン
鉄壁リリーフ陣で、ドローに持ち込んだ。日本ハムは延長12回の末、今季2度目の引き分けとなった。2度目先発の金村は5回1失点で降板。その後は防御率0・00のブライアン・ロドリゲス投手(32)、河野竜生投手(25)、杉浦稔大投手(32)ら6投手が無失点でつないだ。救援6投手が全員無失点の継投は今季初だった。
◇ ◇ ◇
執念のゼロリレーで、黒星を免れた。最後は延長12回に登板した7番手杉浦が締めた。難敵のロッテ佐々木を前に負けなかったことは大きなプラス材料。新庄監督は「投手がよく踏ん張ってくれました」。金村の後を受けた矢沢、ロドリゲス、河野、田中正、初の回またぎとなったマーフィー、そして杉浦をたたえた。
ピンク色の髪がトレードマークの“ももいろリリーバー”河野は、14日に第2子が生まれたばかり。この日は8回に登板し、内野安打1本の無失点でバトンをつないだ。出産当日はデーゲームの西武戦後に連絡を受けて夫人に立ち会えた。「1人目生まれたときもそうでしたけど、責任感というか、家族が増えたことで家族のためにより頑張らないといけないなと思う。赤ちゃんが出てきて、特別な思いというか、より責任感は持てた」。15試合連続無失点で、リーグ2位の12ホールド目を挙げた。
負けなかったことで2シーズンぶり6連勝も、19年8月1日以来となる貯金8への挑戦も、18日ロッテ戦に持ち越された。河野は「次から次へと出てくる投手がすごくいいですし、野手も今日最後みんな出ていましたけど、出てくる選手みんなで勝負出来るのが1つ強み」。全員で耐えてつかんだ引き分けを、次の1勝につなげる。【永野高輔】