<オランダリーグ:NEC2-3フェイエノールト>◇第33節◇12日◇ウーデステイン
フェイエノールトが、日本代表FW上田綺世(25)の1得点1アシストの活躍などでNECを下した。
上田は後半4分、相手DFナイティンクのレッドカードを誘発し、フェイエノールトが数的有利になった。
1-1の後半12分には、相手DFを背負いながら縦パスを受け、つぶれながら右へパス。それをFWミンテがファーに流し込み勝ち越し点をアシストした。その後、2-2に追いつかれたが同42分、上田が右サイドからのグラウンダークロスを1タッチで流し込み、3戦連発となる決勝点を決めた。
上田は昨季、ベルギー1部セルクル・ブルージュで22得点を決め得点王。今季からオランダ王者のフェイエノールトに加入した。リーグでは、4月14日の第30節まで先発がわずか1試合で、得点も2得点にとどまり、苦しいシーズンを送っていたが、4月25日のゴーアヘッド戦で先発し得点。そこから3試合連続先発で起用されて3戦連発と、リーグ終盤に来て波に乗ってきた。
NECはMF佐野航大(20)が先発フル出場。日本代表FW小川航基(26)は後半26分から出場した。佐野は後半2分に今季3得点目を決めたが、日本人対決は上田に軍配が上がった。