＜スペインリーグ：Rソシエダード2－0ラスパルマス＞◇4日◇第34節◇サンセバスチャン
2試合ぶりにベンチスタートとなったレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英（22）について、クラブの地元紙は採点なしとした。
Rソシエダードは4日、ホームで行われたスペインリーグ第34節でラスパルマスと対戦した。前節レアル・マドリード戦でいい動きを見せた久保は、2試合ぶりにベンチスタート。その代わりに右ウイングで先発出場したベッカーは、グラウンダーのクロスから1点目のオウンゴールを誘発すると、前半終了間際に右サイドの角度のないところからスーパーゴールを記録した。
久保が投入されたのは、今季最も遅い出場となった後半44分。試合終了間際に右サイドでドリブルを仕掛け、ペナルティーエリアに侵入する瞬間に足をかけられて倒されたが、ファウルの笛はなし。チームはベッカーの活躍で2－0で勝利し、4試合ぶりに勝ち点3を獲得した。
クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日、5分ほど出場した久保について、「終盤に出場して素早い切り込みで主役を演じたが、ペナルティーエリア外だったものの、明らかなファウルの笛が吹かれなかった」と寸評し、採点なしとした。
チームトップはベッカーで9点（最高10点）。続いて、トゥリエンテスが8点、レミーロ、ブライス・メンデスが7点、オドリオソラ、ル・ノルマン、ミケル・メリーノ、オヤルサバルが6点、パチェコ、ハビ・ガラン、アンドレ・シウバが5点。ザハリャン、バレネチェア、エルストンド、アランブルは久保同様に採点なし。
久保のスペインリーグ成績は27試合（先発22試合）、1953分出場、7得点3アシスト。Rソシエダードの成績は34試合14勝12分け8敗の勝ち点54で、欧州リーグ出場圏内の6位の座をキープしている。
Rソシエダードは5月13日にアウェーで行われる次節で、ジローナに敗れてレアル・マドリードの優勝を許し、さらに3位に転落したバルセロナと対戦する。
（高橋智行通信員）
