ゴールデンウイーク最終日に5年ぶりに「ハマの大砲」が復活する。
DeNA筒香嘉智外野手（32）が、明日6日ヤクルト戦（横浜）での1軍合流の見通しが立ったことが4日、分かった。同戦で「おかえり225割」と題して、225円で販売された立ち見席はすでに完売。他の席も残りわずかの状況でプレミアム化は必至。“全ベイ”が待望する背番号25の帰還に横浜スタジアムで、あの応援歌がこだまする。
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横浜の空に、あの放物線が再来する。筒香が6日ヤクルト戦から1軍に合流する準備が整った。三浦監督は4日の広島戦後に「ファームの監督、コーチ、スタッフ、本人たちが話して、1日でも早くコンディションを上げていくというところ」と現状を説明。4月30日のイースタン・リーグのオイシックス戦でフル出場し、3日と4日の同ヤクルト戦はいずれも5イニングの出場でベンチに退いた。ここまで実戦6試合で打率1割7分6厘も試合勘を取り戻し、体のコンディション面も帰国から約1カ月の時間を有効に使った。
大型連休最終日の横浜スタジアムが最高潮に盛り上がる。「おかえり225割」として225円で売り出された立ち見席はすでに完売し、残りわずかなチケットの完売も必至だ。開幕2戦目で記録した過去最多動員の3万3337人を更新する可能性も十分にある。
筒香の初実戦出場となった4月20日のイースタン・リーグ巨人戦では横須賀スタジアムにファンが大挙した。950人が開門を待ち、最前列付近のファンは午前4時過ぎから待機。内野席は満席で立ち見客であふれ、1回終了時点で5年ぶりに外野席が開放された。
チームは1日の中日戦（バンテリンドーム）で今季最多12得点で快勝したが、直近2試合は打線が湿り、25イニング適時打なし。本塁打も4番の牧と直近3試合連続ベンチスタートの度会の3本がチーム最多。12球団最少の9本にとどまっている。オースティンは右太もも裏の肉離れで離脱が続いており、日米通算223本塁打を誇る筒香の合流はチームのプラス材料になる。5月の猛反撃へ－。さあ、打て筒香、飛ばせ空の彼方、横浜に輝く大砲、かっ飛ばせ、ホームラン！
◆日本人野手のNPB復帰初戦 NPBに復帰した野手は過去14人いるが、復帰初戦の本塁打はない。筒香の1発は出るか。6日の相手先発はヤクルト石川が有力だが、筒香は石川から19年9月14日にNPB最後の本塁打を記録するなど通算4本打っている。また、12年5月6日には中日山本昌から1試合2発を打っており、日付の縁起はいい。
