パリ市長、ロシアの五輪参加に賛同＝ＯＣＡ、アジア大会も対象に

　パリのアンヌ・イダルゴ市長は２６日、フランスのテレビ局の取材に対し、地元開催となる２０２４年夏季五輪にロシアの選手が参加することに賛同する意向を示した。「中立の立場」での参加を前提とした上で、「選手から競技を奪うべきではないと思う」と述べた。「パリ五輪開催までに、ウクライナでの戦争が終わっていることを願いたい」とも付け加えた。ＡＦＰ通信が伝えた。 　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は２５日、ロシアのウクライナ侵攻を理由に、多くの国際大会から除外されているロシアと同盟国ベラルーシの選手について、競技会に復帰できる道筋の検討が必要だとする声明を出した。 　アジア・オリンピック評議会（ＯＣＡ）も、ＩＯＣに同意することを表明。ロシア、ベラルーシの選手に対し、アジア大会を含むアジアでの競技会に出場する機会の提供を申し出ており、「厳しい条件の下、大会に復帰できる道を国際競技団体と引き続き模索していく」とコメントした。　（時事）【時事通信社】