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熱気の一方で多くの課題=12年ぶりのWRC日本開催―ラリー・ジャパン


 愛知、岐阜両県で13日まで行われた自動車の世界ラリー選手権(WRC)今季最終戦、ラリー・ジャパンは愛知県出身のドライバー、勝田貴元(29)がトヨタ勢最高の3位に入り、12年ぶりのWRC日本開催に花を添えた。  もともとは2020年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響により2年続けて中止となり、ファンも待ちわびた今回。競技区間(SS)や移動区間、主会場の豊田スタジアムなどに4日間で10万人以上の観客が訪れ、熱気を生んだ。一方、愛知と岐阜ではWRC初開催だったこともあり、多くの課題も残した。  大会関係者が「あってはならない」と頭を抱えたミスは第2日に起きた。WRCで公道を使う場合は封鎖するが、愛知県設楽町で行われたSS4の競技中、一般車両がコースに侵入した。一歩間違えれば大事故につながる事案。国際自動車連盟はすぐに調査し、「安全対策に重大な不備があった」と公表。再び同様のことがあった場合、大会を途中で中止するとの強いメッセージを出した。  競技では狭く曲がりくねった日本の道に多くの選手が苦戦。クラッシュなどで複数のSSが中止になった。トヨタのラトバラ・チーム代表は「もう少しコースは広い方がいい」とも。また、SSの観戦エリアが少ないと指摘する声もあった。  ラリー・ジャパンは来年も同じ地域で開催される見通し。勝田は大会後、「トライして初めて分かることもある」と運営の難しさに理解を示しつつ、「駄目だったことは来年改善してほしい」と要望した。主催者は今後、生じた諸問題を検証するとしている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕自動車の世界ラリー選手権(WRC)のラリー・ジャパン最終日。3位に入ったトヨタの勝田貴元(右)=13日、愛知・豊田スタジアム 〔写真説明〕自動車の世界ラリー選手権(WRC)のラリー・ジャパン最終日。車両の通行が規制された競技区間付近=13日、愛知県豊田市
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