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「内角突くタイミング」がカギ=ヤクルトの村上攻略で工藤、大矢両氏分析―プロ野球


 ヤクルトの村上宗隆内野手が日本選手単独最多となるシーズン56本塁打を達成した。若き大砲の強みと攻略の糸口はどこか。投手として西武などで通算224勝の工藤公康さん(59)と、ヤクルト捕手として活躍した大矢明彦さん(74)にそれぞれ話を聞いた。  工藤さんはソフトバンク監督時代に村上対策を練った。今は「(投手から)背番号が見えるほど肩を入れている」という構えに注目する。本来なら外角に腕が届く分、懐は弱いはず。「それなのに内角をさばく。振りの速さや(正確な)読みだろう」とみる。  元横浜(現DeNA)監督の大矢さんは現役時代に対戦した王貞治(巨人)を思い返す。「甘い球の打ち損じが少なく、引っ張るのが強打者。村上は難しい外角球でも踏み込み、逆方向に飛ばす」と驚く。  いかに勝負を挑むか。2人に共通するのは「内角を突くタイミング」だ。大矢さんは投手有利のカウントで、と強調する。「内角球は甘いと絶好球になってしまう。ボール球でもOKの思い切れる場面で」。工藤さんは「意識させて外で打ち取るか、それで詰まらせるか。有効な方を探る」。  心得るべき点について工藤さんは「僕なら内角へのシンカーが投げられない状況になると厳しい。球種の選択肢を減らしては駄目」と指摘。大矢さんは「打ち取った球は、次の打席で意識されるので要注意。私なら同じ球が通用するとは考えない」と言う。  ともに村上を往年のスラッガーと重ね合わせる。工藤さんは「昔聞かれた、松井秀喜をどう抑えるかという問いに似ているね」と懐かしむ。大矢さんは、対策を考えてもすぐ攻略されたという王を回想。22歳の村上に「新しい道を切り開いて」と期待した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕7回、56号となるソロ本塁打を放つヤクルトの村上=3日、神宮
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