能見、こん身の４球＝プロ野球・オリックス

　今季限りで現役を引退するオリックスの能見が同点の八回に登板。代名詞のワインドアップから４球全て直球を投じ、安田を空振り三振に仕留めた。「最後は指に掛からずに（ボールが）お辞儀した。やっぱりなという感じ」。降板時には中嶋監督と握手を交わし、ファンから大きな拍手を浴びた。 　オリックスでは選手兼コーチとして２年間在籍。試合後のセレモニーでは教え子たちから胴上げされた。「皆さんに支えていただき、声援をいただき、本当に幸せだった」。感謝の思いを口にし、マウンドに別れを告げた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕試合後のセレモニーで、場内を一周しファンに手を振るオリックスの能見＝３０日、京セラドーム 〔写真説明〕試合後に胴上げされるオリックスの能見＝３０日、京セラドーム