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サーフィン、タヒチは過酷な舞台=波の攻略、拠点確保も必須―パリ五輪まで2年


 サーフィンはパリから約1万6000キロ離れた南太平洋の仏領ポリネシアのタヒチで行われる。2020年3月に会場が決定した際の印象を、日本連盟の宗像富次郎副理事長は「フランス本土にもポイントがあるのでそこかと思ったが、まさかタヒチとは」と振り返る。
 会場のチョープーは波の高さが5メートルを超すことも珍しくなく、難度は世界屈指。東京五輪の千葉県一宮町の波は比較的小さく穏やかだったが、タヒチではダイナミックな演技が期待できる一方で危険も伴う。
 チョープーの海底は硬いサンゴ礁。波に巻き込まれて水深が浅い海底にたたきつけられれば大けがにつながりかねない。海や波の状況を把握することが何よりも重要になる。
 6月には宗像氏らが視察を行った。当時は波のサイズが想像よりも小さかったが、特徴は分かったという。日本チームは来年以降、現地で合宿を行う可能性があり「春先から夏にかけて波が大きいようだ。その時期に行って集中的に練習するやり方になるのかな」とプランを描く。
 また、視察では海以外の課題が浮かび上がった。タヒチと言えば世界有数のリゾート地だが、会場付近はそのイメージと大きく異なる。空港から車で約2時間。車道は会場付近でなくなっており、最寄りのショッピングセンターまで車で約30分。現状は大きなホテルがなく、民宿のような宿舎が点在している程度という。
 五輪本番に向け、選手村に入れないトレーナーや食事スタッフらの宿泊場所を早めに確保する必要もある。「拠点をつくらないといけないので、それを今、やっているところ」と宗像氏。ホームだった東京五輪とは全く違う戦いになりそうだ。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕パリ五輪のサーフィン会場になるタヒチ・チョープーの巨大な波=2021年8月(AFP時事)
〔写真説明〕パリ五輪のサーフィン会場になるタヒチ・チョープーのビッグウエーブに挑む地元プロサーファー=2020年5月(AFP時事)
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