メントール賞に卓球の倉嶋氏＝ミズノ

　ミズノスポーツ振興財団が制定し、選手強化や育成などに貢献した指導者に贈られる「ミズノスポーツメントール賞」の２０２１年度表彰式が２０日、東京都内で開かれ、昨夏の東京五輪まで卓球の男子代表監督を務めた倉嶋洋介氏が最優秀の「ゴールド」を受賞した。 　倉嶋氏は日本男子を強豪国に押し上げ、指導に力を注いだ混合ダブルスでは東京五輪で初めて金メダルをもたらす成果を挙げた。「身に余る光栄。学ぶことを忘れず、卓球界やスポーツ界に貢献できるよう努力を続けたい」と述べた。 　優れたスポーツ報道やノンフィクション作品の著者が対象の「ミズノスポーツライター賞」の最優秀賞は、「嫌われた監督　落合博満は中日をどう変えたのか」（文芸春秋）を執筆した鈴木忠平氏に贈られた。　（了）【時事通信社】