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陸上の山縣、昨秋に右膝手術=パリ五輪に向けて決断


 陸上男子100メートルで9秒95の日本記録を持つ山縣亮太(29)=セイコー=が22日、オンラインで記者会見し、昨年10月に右膝の手術を受けたことを明らかにした。「思い切り負荷を掛けてのトレーニングはできていない」状態で、2024年パリ五輪を見据えて中長期的に取り組む考えを示した。  山縣は昨夏の東京五輪後の練習で右膝を痛め、膝蓋腱(しつがいけん)炎と判明。手術に踏み切った。「年齢もあり、今回のけがは時間をかけないといけないと感じている」と述べた。今年予定されている世界選手権やアジア大会の代表入りについては「可能な限りチャレンジしたい」としたものの、けがの回復具合を優先させる。   日本選手団主将を務めた東京五輪では100メートル予選で敗退し、400メートルリレーではバトンパスに失敗してメダルを逃した。パリ五輪に向け、「9秒8を出せるだけの体の状態をつくり上げることが大事。自己記録と、リレーでメダルの結果を残したい」と意欲を語った。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕オンライン記者会見で右膝手術などについて語る陸上男子短距離の山縣亮太=22日午前
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