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悔し涙、のち喜びの涙=日本女子、「棚ぼた準決勝」に気負いなく〔五輪・カーリング〕


 後悔の涙は、乾き切る前に喜びの涙に変わった。1次リーグ最終戦に敗れたロコ・ソラーレだったが、スウェーデンが韓国に勝ったことで準決勝に滑り込み、「今世紀最大のサプライズ」。セカンド鈴木の明るい声が響いた。  世界女王スイスとの一戦は劣勢が続いた。スキップの藤沢は有利な後攻だった第4、5エンドで精彩を欠き失点。第7エンドでようやく2点ショットが決まった際には思わず涙を流し、試合後にも「何で五輪の大事な試合でこんな負け方をしてしまったのだろう」と悔し泣き。準決勝に進めるとは思ってもいなかった。  4年前も最終戦でスイスに敗れたが、くしくもスウェーデンが勝ったことで4強入り。鈴木が「デジャブ(既視感)だけど、個人的には4年前より楽しめている」と話せば、リードの吉田夕も「棚ぼた準決勝なので、やることをやるだけ」。これで肩の力は抜けたようだ。  「神様、いやスウェーデンが与えてくれたいいチャンスなので、自分たちらしく臨みたい」と、最後は笑顔で話した藤沢。気持ちを切り替え、準決勝でもう一度、スイスに挑む。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕カーリング女子1次リーグでスイスに敗れ、涙ぐむ藤沢(左)=17日、北京 〔写真説明〕カーリング女子1次リーグのスイス戦でスイープする鈴木(右)と吉田夕=17日、北京
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