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血管肉腫の創薬研究におけるイヌ腫瘍モデルの有用性を評価する総説論文を発表


2023年12月13日
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学

血管肉腫の創薬研究における イヌ腫瘍モデルの有用性を評価する総説論文を発表

 

【本発表のポイント】

・ヒトの血管肉腫は極めて予後が悪い悪性腫瘍ですが、患者数が非常に少なく、治療薬の開発(創薬研究)が進んでいません。

・イヌの血管肉腫はヒトと異なり高頻度に発生するうえ、ヒトと似た臨床動態と病理学的性質を示すため(図1)、ヒト血管肉腫の疾病モデルとして有用と考えられてきました。しかし、現時点ではイヌ血管肉腫は創薬モデルとして確立されておらず、治療薬開発への応用は実現していません。

・今回、イヌ血管肉腫を疾病モデルとして創薬に応用するために必要な要件を、基礎研究、臨床、薬事規制、獣医病理学の専門家を交えて包括的な観点から検討し、その成果を論文として公開しました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134262-O5-P6b37rly

 

【概要】

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106389/202312134262/_prw_PT1fl_CVYwmd2v.png

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134262-O6-ttyz6UD3

図1 イヌとヒト血管肉腫は多くの分子生物学的な共通点をもつ

 

【論文情報】

雑誌名: Frontiers in Oncology

論文タイトル: Hemangiosarcoma in dogs as a potential non-rodent animal model for drug
discovery research of angiosarcoma in humans

著者: Kazuki Heishima, Naohiko Aketa, Mizuki Heishima, Asuka Kawachi

DOI: https://doi.org/10.3389/fonc.2023.1250766

 

【研究者プロフィール】

平島 一輝(へいしま かずき)

岐阜大学高等研究院・大学院連合創薬医療情報研究科
G-YLC特任助教

 

<略歴>

2013年3月 岩手大学獣医学課程 修了

2013年4月 岐阜大学連合獣医学研究科 獣医分子病態学・臨床腫瘍学

2016年9月 岐阜大学連合獣医学研究科 博士課程 修了 博士(獣医学)

2017年3月 日本獣医病理学専門家協会認定専門医(Dip. JCVP)

2017年4月 Yale University (USA), Yale Cancer Center, Postdoctoral Associate (Dr.Kluger Lab)

2018年4月 岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科 特任助教

2022年4月 岐阜大学高等研究院 G-YLC特任助教(テニュアトラック)

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