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ペット保険選びで9割が苦戦する現実と、低加入率の原因やトレンドを徹底調査【462人アンケート調査】


ペット保険を選ぶときに重要視するのは1位「補償内容」2位「保険料」3位「会社の信用性」という結果に

株式会社PLAN-B(本社:東京都品川区、代表取締役:⿃居本 真徳)が運営をするINUNAVI(いぬなび)は10代~70代以上の全国の犬の飼い主さん462人を対象に「ペット保険」に関する意識調査を実施しました。

本記事:ペット保険選びに9割が苦戦!?保険選びで重要視するポイント3位「会社の信用性」2位「保険料」、1位は…?

調査結果まとめ

・ペット保険を必要だと思う飼い主は76.8%と多く、もし愛犬が加入できる年齢や状態と仮定した場合では、72.5%の飼い主が「加入したいと思う」と回答。
・日本のペット保険加入率は低いが、今回のアンケートでペット保険に加入している飼い主は44.2%と加入率が高く関心の高さがうかがえた。
・加入している飼い主の満足度は高く、加入しているペット保険では窓口清算型が多く見られた。
・保険料の安いペット保険のイメージは「補償が不十分」「信用できない」で、「本当に必要な時に支払ってくれるのか疑問」「数年でサービスや会社がなくなるのではないか」といったコメントも多く見られる。
・保険料が高いペット保険のイメージは「補償が充実」「富裕層向け」で、「高すぎても信頼性に欠ける」「保険料を払い続けるのが厳しそう」といったコメントもあった。
・ペット保険の補償内容が年々充実していることを「知らなかった」という飼い主は71.6%と多く、ペット保険の情報が広く知れ渡っていないことがわかる結果に。
・ペット保険選びを「難しいと思う」飼い主は88.7%と多く、ペット保険や保険会社に求めることでは「もっと分かりやすくしてほしい」「高齢になってからの保険料があいまい」といったコメントも見られた。

ペット保険を「必要だと思う」飼い主は76.8%と多い!
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O3-lsb644tH
ペット保険を「必要だと思う」と回答した飼い主さんは76.8%でした。わんちゃんの動物病院代は100%自己負担で、治療費も高額になる傾向にあることから、ペット保険は必要だと感じる飼い主さんは多いようです。また、近年はSNSなどで愛犬や愛猫の治療費を集める寄付の呼び掛けや、クラウドファンディングも多く拡散され、目にする機会が多くなったということも背景にあると考えられます。

■「必要だと思う」の実際のコメント
「ペット保険に入りたい、と思った年齢の時点で入れなかったが、現在、腫瘍がみつかり、負担が多くびっくりしている」(女性/40代/ミニチュアピンシャー:13歳)
「突然の病気や怪我に数十万の金額をパッと出せるかよく考えた結果、必要だと思いました」(女性/40代/ポメラニアン:8歳)
「ペットの犬の死因トップはがんだとのことで、もしがんが見つかった場合『何もしません』では済まないと思う。できる治療はしてあげたいと思うから。その時に高額の費用が負担できなくて治療を諦めることがあったら、後悔することになる」(女性/40代/雑種:3歳)

「必要だと思う」と回答した飼い主さんのほとんどが、実際に先代犬での経験や知人の話などで、想像以上に治療費がかかることをわかっており、積極的な治療をするためにも備えは大切だと思っているようです。

■「必要だとは思わない」の実際のコメント
「ペット保険に費やすくらいなら犬のご飯やグッズなどにお金をかけたいと思うから」(男性/20代/ラブラドールレトリバー:2歳)
「結構丈夫な犬種だから」(女性/50代/柴犬:6歳)
「毎月保険料を払うよりも自分でペットの医療費を貯蓄しておいた方が割安だと思うから」(女性/30代/チワワ:2歳)

「必要だと思わない」と回答した飼い主さんでは、「保険料分の貯蓄をすればいい」「そうそう病気にならない」といったコメントが多く見られ、「保険料がもったいない」と感じている人が多いようです。

これらのコメントから、「ペット保険は補償内容が悪く保険料がもったいない」というイメージが広く浸透していることがわかる結果となりました。

ペット保険に加入している飼い主は44.2%!加入している人の関心度は高い結果に
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O5-y72v3w50
ペット保険に「加入している」と回答した飼い主さんは44.2%でした。日本のペット保険の加入率は12.2%程度(※)と低いため、今回のアンケートはペット保険に加入している飼い主さんが多く回答してくれたと考えられますが、これは加入している人のペット保険に対する関心度が高いことがうかがえます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O17-H23wu70R
加入の有無と必要性の考え方に違いを分析してみると、加入している飼い主さんの99.0%が「必要だと思う」と回答していることがわかりました。実際に利用してみて、ペット保険の有難みや必要性を強く感じるのかもしれません。(※)参考:アニコム損害保険「ペット保険の加入率はどのぐらい?入っておくべき理由について解説

▶実際のコメントは本記事で紹介しています

ペット保険加入者の満足度は「どちらかと言えば満足している(いた)」が124人で最多
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O13-rBS1Fk5u
ペット保険の満足度の最も多い回答は「どちらかと言えば満足している(いた)」52.1%でした。次いで、「満足している(いた)」と回答した飼い主さん34.0%が続くことから、ペット保険に加入している人の満足度は高いようです。

加入している(いた)ペット保険は「アニコム」「アイペット」と窓口清算型が上位
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O11-3645NZTN
加入している(いた)ペット保険で最も多かったのは「アニコム」85人でした。次いで「アイペット」55人と、窓口清算のペット保険が人気のようです。アニコムやアイペットは、窓口清算対応の動物病院であればその場で保険が適用されて自己負担額のみの支払いだけで済むということや、保険金請求の手間が省けるという点で選ぶ飼い主さんが多いと考えられます。また、ペット保険の老舗で大手の損害保険会社ということもあり、信用性が高い点も挙げられるでしょう。

▶満足度のコメントは本記事でご紹介しています。

安いペット保険のイメージは「補償が不十分」「信用できない」
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O16-QBfsK257
保険料が安いペット保険のイメージは、「補償内容が不十分」というものが最も多く見られました。確かに、保険料を抑えるために免責金額をつけたり限度額を低めに設定したりしていますが、補償される傷病を見ると保険料の「安い」「高い」はあまり関係がありません。

しかし、比較する手段が限られることや情報が少ないことから、「保険料が安い=補償が不十分」といったイメージを持ってしまうようです。

■実際のコメント
「本当に必要な時に支払ってくれるのか疑問。約款の膨大な情報の中に、『この場合は除く』というのがこっそり紛れ込んでいるのでは?」(女性/40代/雑種:3歳・5歳)
「あまり信頼できず、数年でサービスや会社がなくなるのではないかと不安になる」(男性/30代/ハスキー:11歳)
「安いとトラブルになりそうなイメージ」(女性/50代/チワワ;6歳)

悪いイメージを持つコメントが多く見られましたが、中には、「補償内容がイマイチなのかと思っていたが、最近は安くてもいいペット保険がある」(女性/50代/ポメラニアン;3歳)といったコメントもあり、ペット保険に興味があって自分で調べている飼い主さんでは悪いイメージはないようです。

高いペット保険のイメージは「補償が充実」「富裕層向け」
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O12-0k691BX1
保険料の高いペット保険のイメージは、「補償・サービスが充実」というものが圧倒的に多く見られました。一方で、過剰なサービスで保険料が高くなっているのではないかという声もあり、信用性はそこまで高くないという結果に。

■実際のコメント
「富裕層向けで手厚い補償がある」(女性/30代/ミニチュアダックス:11歳)
「安ければ信頼性がありませんが、高すぎても信頼性に欠けます」(男性/40代/柴犬:4歳)
「補償内容はしっかりしているが、払い続けることが厳しそう」(女性/20代/MIX:16歳以上)

INUNAVIでは実際に2023年4月現在に加入できるペット保険会社16社の補償内容やサービス、全年齢の保険料を調査しましたが、保険料が安くても補償内容が充実した保険もあれば、保険料が高くても補償内容に疑問がある保険もあり、保険料だけでペット保険を判断することはできないと分析しています。

とはいえ、ペット保険についてあまり知らない飼い主さんにしてみれば、「高かろう良かろう、安かろう悪かろう」「高すぎても安すぎても裏がある」と思ってしまうのは当然のことと言えるでしょう。

ペット保険で重要視することは1位「補償内容」2位「保険料」3位「会社の信用性」という結果に
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O9-jfOAV1Zy
ペット保険に加入する際に重要視することを3番目まで聞いたところ、1位「補償内容」、2位「保険料」、3位「会社の信用性」という結果になりました。

これまでのアンケート結果から、ペット保険を利用したことのない飼い主さんからしてみれば、「補償範囲が狭く使えない」「保険料が高い」というイメージの傾向にあることから、こうした結果になったと考えられます。そこで、ペット保険に加入している人と加入していない人で回答の傾向に違いがあるのか分析してみました。

現在加入している飼い主さんでは最も重要視することに「補償内容」が多く集まりましたが、加入していない飼い主さんでは「保険料」が挙がるなど、加入していない飼い主さんは保険料がネックになっているということがうかがえます。

友人や知人にペット保険をすすめたいと思っている飼い主は71.2%!理由は「助かることはあっても後悔することはない」から
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O10-HH8P4pF6
ペット保険を友人や知人にすすめたいと思うかとの質問で、最も多い回答は「どちらかと言えばすすめたい」48.3%でした。「すすめたい」と回答した飼い主さんも22.9%いることから、実際にすすめるかどうかは別として、7割以上の飼い主さんはペット保険をすすめたいと思っているようです。

■「どちらかと言えばすすめたい」「すすめたい」実際のコメント
「生活費ギリギリで生活しているのに保険に入っていなくて高額で治療できない場合を見たことがあるから」(女性/20代)
「自分の体験を振り返ると入っていて助かったことはあっても、後悔することはなかったから」(女性/40代)
「若い頃は不要に感じても、高齢になってくると必要性を強く感じるからです」(女性/40代)

「どちらかと言えばすすめたい」「すすめたい」と回答した飼い主さんでは、実際に愛犬に高額な治療費がかかったり、周りの飼い主さんの話を聞いて、友人や知人にすすめたいと思うようです。

加入していない飼い主さんではペット保険の保険料が高いというイメージが強いのか、「経済的に余裕があるなら入ったほうがいい」といったコメントも見られ、ペット保険の保険料は一部を除いてそこまで高いわけではないことを知らない飼い主さんも多いのかもしれません。

■「どちらかと言えばすすめたくない」「すすめたくない」実際のコメント
「難しい問題で、友人に勧めた場合、友人がうちのペットが病気になるほど問題がある飼育をしているのかと激怒するのではないかと思うんです」(男性/30代)
「自身が使用していないのですすめにくいため。また、加入者の知り合いもおらず、生の声等も聞いたことがないため」(女性/20代)
「重い疾患の罹患率が低く、掛け捨てに終わる割合が多いから」(男性/30代)

「どちらかと言えばすすめたくない」「すすめたくない」と回答した飼い主さんでは、自分は必要性を感じていても飼い主さんの価値観が異なることを挙げている人もいましたが、わんちゃんの治療費はそんなにかからないと思っている人が多く、「貯蓄で十分」というコメントが多く見られました。

ペット保険の必要性を感じていない飼い主さんは友人・知人にすすめることはないことは当然の結果ではありますが、飼い主さんがどんなに気をつけていても、わんちゃんは生き物である以上病気になるときはなるという、そもそもの考えが浸透していないのかもしれません。

必要性を感じていても加入するかは別?入れる状態であれば「加入したいと思う」は72.5%!
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O7-48Yd92p4
もし愛犬が加入できる年齢や状態だったらペット保険に入る?という質問では、「加入したいと思う」と回答した飼い主さんは72.5%でした。ペット保険を「必要だと思う」と回答した飼い主さんは76.8%と多くいましたが、必要性を感じている飼い主さんのほとんどが加入したいと思っている結果となりました。

現在の加入状況と関係があるのか分析してみたところ、加入している飼い主さんでは99.0%と高い割合で「加入したいと思う」と回答していることから、加入している飼い主さんほどペット保険はあったほうがいいと強く感じているようです。

そもそもペット保険選びは難しい!9割近くの飼い主さんが「難しいと思う」と回答
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O6-GM22L95f
ペット保険選びを「難しいと思う」と回答した飼い主さんは88.7%と多い結果になりました。さまざまなペット保険会社があり、それぞれプランも補償内容も異なりますが、人間のように気軽に比較・相談ができる保険の窓口はほぼなく、比較サイトやパンフレット等で自分で判断しなければいけないことから、多くの飼い主さんがペット保険は複雑で難しいと感じているのかもしれません。

参考:【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ【2023年5月最新】

ペット保険や保険会社に求めることは「分かりやすさ」「実例や実績を明確に」
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095512-O15-1Z2N89gV
ペット保険や保険会社に求めることでは、「分かりやすさ」に関するものが多く見られました。

■実際のコメント
「実績など、具体的な数値や対象疾患名を明確に打ち出して欲しい。『あなたの大切な家族にもしもがあったら…』のような煽り文句はやめてほしい。そのもしもを想像するから加入を検討している」(女性/40代/雑種:3歳・5歳)
「もう少し安くなればいいのにと思う。高齢になってからの保険料があいまいなので記載してほしい」(女性/50代/チワワ:1歳)
「各社で犬種、体重による区分がバラバラ。小型犬と言っているものが実際は超小型犬だったり、8kg以上は中型犬扱いだったり。統一して欲しい」(女性/40代/MIXほか:1歳・3歳)
「愛犬が高齢になってもちゃんと補償してもらえるペット保険があれば良いなと感じています。今のペット保険は、高齢になると補償されなかったり、補償額が低くなったりするので、ちゃんと一生涯補償してもらいたいです」(男性/30代/ミニチュアダックス:4歳)
「掛け捨てではなく積み立てタイプが欲しいです。また、掛け捨てタイプであっても数年毎に健康お祝い金があるといいなと思います」(女性/40代/MIX:14歳)

「もし愛犬が加入できる年齢や状態と仮定したらペット保険に入る?」の質問で「加入しないと思う」と回答した飼い主さんでも、「〇〇だったら前向きに検討できる」というコメントが多く、自分の求める条件に合えばペット保険に加入したほうがいいと思っているようでした。

ペット保険会社は、保険料を抑えて補償内容を充実させようと企業努力を行ってくれているため、ここに挙げられていることのすべてを望むのは酷と言えますが、ペット保険の周知や情報公開、イメージアップなど、できることはぜひ取り組んでもらいたいものですね。

▼調査概要
アンケート内容:ペット保険に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
対象:10代~70代以上の全国の犬の飼い主さん462人(女性319人/男性143人)
実施期間:2023年4月11日~4月20日
▶回答者の属性は本記事をご覧ください
関連記事:【犬のペット保険18選を徹底比較】私が本気で選ぶおすすめTOP3はこれ【2023年5月最新】

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