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◆夜だけしかオープンしない「SDGsパン屋さん」の実証実験を実施◆


関西大学生考案の「フードロス削減×集客」の仕組み~社会的課題解決型プログラム『山岡塾』からのアイデア

 このたび本学学生が考案した「フードロス削減×集客」の事業アイデアの実証実験を、3月15日から4月12日の毎週水・金曜日に、松坂屋高槻店にて実施します。その内容は、高槻市内のパン屋の“売れ残りパン”を活用し、夜20時~22時限定で、人通りの多い百貨店の玄関で販売するというものです。

【本件のポイント】
・市内の“売れ残りパン”を駅前で購入できる夜限定の“名前のないパン屋さん”
・「フードロス削減」と「集客」を両立させるSDGs事業の実証実験
・学是である「学の実化」を具現化する社会的課題解決型プログラム『山岡塾』発のアイデア

 事業を企画したのは、大学昇格100年を機に創設された、社会的課題解決型プログラム『山岡塾』に参加する学生チームです。幼少期からコンビニの食品廃棄に関心を抱いていたと話すチームリーダーの村田晴紀さん(総合情報学部2年次生)が、発注量を減らさずに廃棄食糧を削減する方法を考える中で、今回の「名前のないパン屋さん」を考案しました。そのアイデアを実証実験する舞台は、村田さんが通うキャンパスの所在地でもある高槻市です。

■ 駅前好立地で数量限定のセレクトショップ型パン屋さん。「フードロス削減」と「集客」を両立
 実証実験の流れは、本企画に賛同する市内のパン屋(計4店舗)の閉店後に、売れ残ったパンを買い上げ、「名前のないパン屋さん」の商品として、松坂屋高槻店の玄関口で販売するというシンプルなもの。販売会場周辺は、夜の時間帯も1時間あたり1,000人以上の通行量がある(学生調べ)賑わいスポットで、人通りの多い場所で販売することで売り切りの可能性を高め、フードロス削減につなげます。また、複数の店舗の味を一店舗に集約することで、お客様に新しい店舗との出会いを提供する側面も兼ね備えます。お客様自身で後日各店舗を訪れてもらうことで、各店舗ないし地域の活性化につなげる狙いです。

 さらに、顧客の循環を促進させるための仕掛けとして専用クーポンも発行。このクーポンは売上による収益金の一部を活用します。将来的には、商店街や地域一体による自立した取組みに移行できるよう、まずはシステム確立のきっかけを提供する実証実験の位置づけで、展開していきます。

▼高槻市内協力店舗:4店舗  
・ハースブラウン高槻店 ・みんなのパン ・anpan ・パラダイス&ランチ本店

■ 『山岡塾』とは
 大学昇格100年を迎えた2022年に創設した社会的課題解決型プログラム。1922年に本学の学是「学の実化」(学理と実際との調和)を提唱した山岡順太郎(総理事・第11代学長)に由来。経済の活性化、地方創生、DX・AIの活用、SDGsの推進など、社会的課題の解決・実現に挑戦しながら、実践的な知識・能力ならびに「考動力」と「革新力」の習得をめざす。

 

▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2022/No72.pdf    

▼メディア関連の方▼
※取材をご希望の方は、お手数ですが、下記お問合せまでご連絡をお願いいたします。

 

 

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