Minecraftカップ2022全国大会 最終審査会・表彰式レポート
2023年3月14日
積水ハウス株式会社
2月5日、積水ハウスがゴールドパートナーとして応援している「Minecraftカップ2022全国大会」の最終審査会と表彰式が開催されました。審査会の会場となったのは、積水ハウスの「SUMUFUMU TERRACE新宿」。39組のファイナリストがMicrosoft Teamsを通じてプレゼンテーションに挑み、その様子はYouTubeでもライブ配信されました。
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最終審査会の様子はYouTubeでライブ配信された
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Minecraftカップ全国大会運営委員長 鈴木寛さん
今回で4回目となる本大会の作品テーマは「生き物と人と自然がつながる家・まち〜生物多様性を守ろう〜」です。昨年のCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)の開催をはじめ世界中で生物多様性への注目が高まる中で、子どもたちにとって生物多様性を身近な問題として考える意義のある年であることを受けて設定されたテーマです。SDGs目標の「14:海の豊かさを守ろう」と「15:陸の豊かさも守ろう」の両方またはいずれかを取り入れ、生物多様性保全のワールドを作っていきます。全国13地区ブロック426作品を勝ち進んだファイナリスト39組によるプレゼンテーションは、ジュニア部門、ミドル部門、ヤング部門に分かれて行われました。独自のアイデアに溢れ、どれもクオリティが高い作品ばかり。実際にフィールドワークへ出向いた子どもたちも多く、実体験を伴った学びの活動がありました。また複数名で取り組むチームは、お互いの意見の相違を対話で解決するなどプロジェクトの進め方にも注目が高まりました。
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今回の大会テーマは生物多様性を守るワールド
総合的観点から最も優れた作品に与えられる部門別の「最優秀賞」、「特別賞」や「審査員特別賞」が授与されました。
「人と自然がつながる幸せ住まい賞」は、ジュニア部門CCさんの『雷さまの方舟』が受賞
ゴールドパートナーの積水ハウスが授与する「人と自然がつながる幸せ住まい賞」は、ジュニア部門CCさんの『雷さまの方舟』が受賞しました。当賞は、“人と自然がつながる住めば住むほど幸せ住まい”が表現された作品に贈られます。
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『雷さまの方舟』を紹介する1分間のプレゼン動画のオープニング
当作品は、「その土地にあった在来種を増やすこと」や「動物と人が楽しく過ごせること」がテーマです。砂漠化した土地をもとに戻すためにやってきた『雷さまの方舟』は、安宅船(あたかぶね)を参考にし“環境問題と戦う船”の意味が込められています。人間がこわしてしまった土地に探査機が出向き、生き物を一時保護し、その土や植物を持ち帰り研究します。研究後は植林をして生き物を戻し、地球の土地をよみがえらせるストーリーがワールドで表現されています。
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土地を探索した後に、回復するために生き物や土をもちかえる様子
特に作者がこだわった点が、植林。実際に会津へ出向き、森林保護や植林の体験から得た知識をもとに、植物を植える間隔や種類まで細かにデザインしたそうです。雷さまになりきってプレゼンをするCCさんから、たくさんのエネルギーをもらいました。
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会津へ出向き、植林について学んだ様子をプレゼンするCCさん
積水ハウス代表取締役副会長執行役員の堀内容介は、受賞理由について「方舟の畑や鳥の巣、人と動物が一緒に過ごす遊園地、方舟ジェットコースターなど、人間と生き物が楽しくなる仕掛けがたくさんありました。実際にCCさんが、いろんなところへ出向いて、いろんな方々の話も聞いたこともあり、とても夢のあるカタチに表現できています」と発表しました。CCさんは「とても嬉しかったです。ありがとうございました!」と笑顔いっぱいに喜んでいました。
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積水ハウス堀内より「人と自然がつながる幸せ住まい賞」を発表
「サステナブルまちづくり賞」は、ヤング部門Coding Lab Urban Codersさんの『Code Tropolis Nature』が受賞
受賞したのは、16名チームのCoding Lab Urban Codersさんの『Code Tropolis Nature』です。まちづくりについてよく調べられており、豊かな発想のもと持続可能な都市計画が表現できている作品に贈られます。
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「サステナブルまちづくり賞」のヤング部門Coding Lab Urban Codersさん
当作品は、「人と自然と動物が調和して暮らせるまち」がテーマ。生物多様性を地域に取り込むために「持続可能性・参加・保護」の3つの理念を掲げ、まちや建物をモダンなデザインで表現しています。プレゼンでは「注目したのは自然環境の中で人や動物の避難場所となる自然保護区。湿地帯は鳥などの動物の住処だけではなく、自然の濾過システムでもあることを知りました」と発表。チームメンバーとオンラインミーティングを重ね、Microsoft TeamsやDiscordを活用して進めたそう。「調べたり計画したり、アイデアを出し合いました。さまざまな言語のプログラミングを学びながら、生物多様性や環境に配慮した持続可能な都市を作ることはとても勉強になりました」とプレゼンテーションを締めくくりました。
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チームで注目したという湿地帯保護区のワールド
選定にあたった積水ハウスの堀内容介は、「SDGs15の目標において、私たちがやらなければならないことを充分に理解されています。生物多様性をコミュニティに取り込む三原則(サスティナビリティ・エンゲージメント・プロテクション)を反映し、チームワークも対話型で素晴らしく、進行や手順など計画性が高い。またコンドミニアムやステーションの建築デザインがとても素敵で美しかったです」と発表しました。
「最優秀賞」は、ジュニア・ミドル・ヤング部門別に発表
総合的に判断し、部門ごとで最もすぐれたものに与えられる賞です。ジュニア部門は「人と自然がつながる幸せ住まい賞」も受賞したCCさんの『雷さまの方舟』、ミドル部門はチーム高砂小の『Symphony of Lives(いのちのシンフォニー)』、ヤング部門ではmetaleさんの『巨大樹がつなぐ生命』がそれぞれ最優秀賞を受賞しました。
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ジュニア部門最優秀賞 CCさんの『雷さまの方舟』
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ミドル部門最優秀賞 チーム高砂小の『Symphony of Lives(いのちのシンフォニー)』
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303093773-O10-fepAzQ8U】
ヤング部門最優秀賞 metaleさんの『巨大樹がつなぐ生命』
生き物と人と自然がつながる。生物多様性を身近に感じる機会へ
昨年に引き続き、本年も「Minecraftカップ2022全国大会」のゴールドパートナーとして、未来を担う子どもたちを応援してきました。積水ハウスが応援施策として行った住宅展示場での学習プログラムの提供では、多くの大会参加者に積水ハウスの施設へ足を運んでいただき、生物多様性保全の取り組みや住まいづくりを学んでいただきました。自分の目で見て感じて、自分の暮らすまちが抱える課題を知り、解決のアイデアを考える子どもたち。多くの団体や企業の協力により開催されたMinecraftカップ2022全国大会は、子どもたちが作品づくりを通じて生物多様性の理解や保全活動を身近に感じる機会となりました。積水ハウスは、これからもキッズ・ファースト企業として未来を担う子どもたちのためにこの取り組みを応援していきます。
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大会スタッフと審査員の集合写真
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