海洋汚染などの社会的問題の解決に向けプラスチック資源循環の取り組みをさらに強化
プラスチック資源循環の取り組みをさらに強化
~プラスチック使用量の削減と環境配慮型素材の使用拡大について~
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、プラスチックごみによる海洋汚染の社会的問題の解決に向けた「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」の下、プラスチック資源循環に対する取り組みをさらに強化します。
(1)強化する取り組みについて
①プラスチック製スプーンなど、製品におけるプラスチック使用量の段階的削減
当社商品に付属しているプラスチック製スプーンの環境配慮型素材への切り替えや提供方法などの検討により、製品におけるプラスチック使用量の段階的削減に取り組んでまいります。
具体的には、粉末プロテインの「ザバス」シリーズに付属しているプラスチック製スプーンについて、環境配慮型素材への切り替えの検討を開始しており2025年度までの切り替え完了を目指します。
また、粉ミルクの「明治ほほえみ」「明治ステップ」については、付属しているプラスチック製スプーンの提供方法などを検討することで、製品におけるプラスチック使用量を2025年までに段階的に削減してまいります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203309358-O1-XydK1As3】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203309358-O2-G615x8WD】
②ペットボトル容器における環境配慮型素材の使用拡大
「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」といったペットボトル容器の軽量化によるプラスチック使用量の削減を進めています。さらに、今後、ペットボトル容器における再生プラスチック※1、バイオマスプラスチック※2の使用率を2025年までに70%以上、さらに2030年までに100%とすることで化石由来原料の新規使用率ゼロを目指します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203309358-O3-s01Yn495】
③ペットボトル容器以外の容器における環境配慮型素材の使用拡大
粉末プロテインの「ザバス」シリーズで使用しているプラスチックカップについては、2021年1月製造分から順次、環境に配慮したバイオマスプラスチック配合容器への切り替えを実施し、2021年度内に切り替えを完了しました。さらに、「明治おいしい牛乳」のキャップなどに使用しているプラスチックなどにおいても環境配慮型素材への切り替えを行うことにより、バイオマスプラスチックの使用量を2025年までに1,500トン以上、さらに2030年までに3,000トン以上とすることを目指します。
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(2)これまでの取り組み
当社は、食品のリーディングカンパニーとして、2019年5月に政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」で定められたマイルストーンに照らして、プラスチック資源循環の取り組み方針を策定しており、全社一丸となってプラスチック資源循環の強化に取り組んでいます。
①プラスチック使用量の削減
2030年度までにワンウェイプラスチック容器包装のプラスチック使用量を2017年度比25%以上削減することを目指し、2030年度には2017年度と比較し7,700トンの削減を見込んでいます。具体的には、「明治プロバイオティクスヨーグルト」ドリンクタイプ各種のペットボトル容器について、ペットボトル重量を商品発売当初※3の13gから8.7gへと順次切り替えていくことで、プラスチック使用量の削減を進めています。これらの取り組みの結果、2017年度から2021年度の5年間で合計約5,300トンのプラスチック削減を達成できる見込みです。
②環境配慮型素材の使用拡大
2021年8月に発売した「果汁グミダークチェリーミックス」の包装袋において、当社初となるペットボトルをリサイクルした再生プラスチックを配合した包装袋を採用しました。また、「明治おいしい牛乳」「ザバスMILK PROTEIN」「明治メイバランスMiniカップ」などの商品に貼付しているプラスチック製ストロー(年間約6.5億本)について、バイオマスプラスチックを配合したストローへの切り替えを完了しました。
当社は、これからもプラスチック資源循環の強化に取り組み、海洋プラスチック問題といった社会的問題の解決に貢献してまいります。
※1 回収された使用済みペットボトルを原料に再利用したプラスチック。
※2 植物などの再生可能な有機資源由来のプラスチック。化石燃料にできるだけ頼らずCO2排出削減につながるため注目されている新しいプラスチック素材。
※3 「明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ」が発売された2002年。
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