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【4114:日本触媒】有機EL討論会「第12回業績賞」を受賞:紙よりも薄い有機ELフィルム光源の開発


2019/6/14



株式会社日本触媒



有機EL討論会「第12回業績賞」を受賞:紙よりも薄い有機ELフィルム光源の開発



株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、社長:五嶋祐治朗、以下「日本触媒」)は、大気安定な逆構造有機EL素子の開発において、有機EL討論会より第12回業績賞を受賞いたしました。この賞は、有機ELに関連する科学技術の発展への顕著な功績に対して贈られるものです。



当社は、フレキシブル有機ELの長年の課題であった、大気中の酸素や水分による素子の劣化を克服しました。具体的には、水・酸素に安定な材料の開発及び、素子構成の反転により、長時間安定駆動可能なフレキシブル有機ELの実現に成功したことが高く評価され、受賞となりました。



水・酸素に強い当該有機ELは、保護・バリア層を簡略化できるため、デバイスを紙よりも薄くすることが可能です。当社ではその薄さを大きな強みと捉え、開発品名『iOLED®フィルム光源』として上市に向けた検討を進めております。『iOLED®フィルム光源』は、0.07mmという業界最高クラスの薄さを実現し、フレキシビリティに優れ、様々な曲面に沿う特徴を有しています。例えば、肌に直接貼る、棒状のものに巻きつける等、これまで適用の難しかった場所・場面での活用が可能です。



日本触媒は、このフレキシブル有機ELデバイスの技術をもって、フィルム光源の新たな価値・市場を創出していくとともに、今後も独創的で優れた技術を開発・企業化し、グループ企業理念「TechnoAmenity~私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」を実現してまいります。





iOLED®フィルム光源  活用イメージ動画はこちら

http://www.shokubai.co.jp/ja/rd/materials06.html





日本触媒について:

日本触媒は1941年の創業以来、自社開発の触媒技術を核に事業を拡大。酸化エチレンやアクリル酸、自動車用・工業用触媒などを世の中に送り出し、現在では紙おむつに使われる高吸水性樹脂で世界1位のシェアを誇っています。日本触媒は「テクノロジー(技術)」を通じて「アメニティ(豊かさ)」を提供する、という企業理念「TechnoAmenity」のもと、グローバルに活動する化学会社です。

http://www.shokubai.co.jp/ja/



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