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TIAS、欧州を代表するスポーツマネジメント大学院MESGOとセミナーを共催


2018年3月7日



つくば国際スポーツアカデミー



TIAS、欧州を代表するスポーツマネジメント大学院

MESGOとセミナーを共催

「スポーツの未来」に向け国内外の有識者が活発な議論を展開

世界9都市を巡るセッションの最終回を東京で開催



 つくば国際スポーツアカデミー(Tsukuba International Academy for Sport Studies:以下、TIAS)は、ヨーロッパを代表するスポーツマネジメント大学院プログラムであるMESGO(Executive Master in Sport Governance)と共同で、3月6日(火)筑波大学文京キャンパスで「The future of Sport(スポーツの未来)」をテーマとした講義やディスカッションを開催しました。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201803061615-O2-yT1Ec18g



MESGOは欧州サッカー連盟(UEFA)が中心となって運営するスポーツマネジメント大学院で、全9セッションの教育プログラムから構成されます。各セッションは世界9か所を移動しながら講義されるというユニークな形式をとっており、「セッション1」は2017年9月にパリで開かれ、この度、最終の「セッション9」が東京で開催されることとなりました。本セッションは2016年9月にMESGOと業務提携したTIASが、アカデミックパートナーとして全面協力することにより実現したものです。



3月6日(火)筑波大学東京キャンパスにて開催されたセッションでは、真田久教授(筑波大学/TIASアカデミー長)に加え、藤江陽子氏(スポーツ庁審議官)、大塚眞一郎氏(国際トライアスロン連合副会長)、境田正樹氏(日本バスケットボール協会理事)、高橋オリバー氏(日本コカ・コーラ株式会社東京2020ゼネラルマネージャー)、田中ウルヴェ京氏(IOCマーケティング委員、国際水泳連盟アスリート委員)と、国内外のスポーツシーンを牽引するキーパーソンが登壇、プログラム参加者が議論に加わるとともに、スポーツ関連団体・企業も聴講席に迎え、スポーツの課題と未来についての論議を深めました。



本セミナーにて、開会挨拶を行った真田久教授(筑波大学/TIASアカデミー長)は、日本の近代スポーツや体育教育の発展に大きく貢献してきた筑波大学で、日本における初めてのMESGOのセッションが行われることに大きな喜びと感謝の意を表し「スポーツの振興と発展により日本および世界に貢献していきたい」という熱い思いを語りました。



基調講演を行った藤江陽子氏(スポーツ庁審議官)は、日本政府が推進するSport for Tomorrowの取り組みを紹介し「本日のテーマでもあるスポーツの未来を考えるときに、科学的な分析に基づく振興やスポーツの社会的な役割という意味で、大学や学術機関などが重要な役割を果たしていくと考えられ、本セッションのような交流の機会が生まれたことは非常に意義深いことと考えます」と述べました。



続いて行われた「Challenges of Japanese Sport in the Future」と題されたラウンドテーブルでは、初めに登壇した大塚眞一郎氏(国際トライアスロン連合副会長)が、国内外でトライアスロンのマーケットを拡大させることに成功した活動の内容と方法を紹介、さらにサステナビリティの取り組みである水泳競技会場の水質改善の実績に触れ、「こうした水質改善により、競技場がその後も地域の子供たちの海水浴場になるようにしたい。こうしたことはアジアで特に求められている」と述べ、スポーツを通じた社会への貢献に意欲を示されました。



続いて登壇した境田正樹氏(日本バスケットボール協会理事)は、バスケットボール界の2つのリーグの統合によるB.LEAGUE(Bリーグ)創設の経緯を、実務的な視点から解説しました。さらに組織の法人化やビッグデータの活用など新リーグの売り上げを飛躍的に向上させた仕組みづくりについても紹介し、こうしたアイデアの延長として、「大学においても、大学間連携の推進やデータの共有と活用などを実現することで新しい大学スポーツビジネスが生まれ、さらに各大学が地方の大学や自治体、Bリーグのクラブと連携することで地方創生にも貢献できるのではないか」と将来の期待について語りました。



高橋オリバー氏(日本コカ・コーラ株式会社東京2020ゼネラルマネージャー)は、長年にわたる同社とオリンピックとの関わりを元に、長期的な視点でのプランニングの重要性を語り、さらに2020年東京大会終了後はすぐに北京チームやパリチームに知見を渡す必要があることなど、グローバル企業ならではのノウハウも紹介されました。同氏は「2020年東京大会は60社以上のパートナー企業が参加するが、私たちは One of them ではなく Only one になろうとしており、そこむけて日夜議論をしている」と述べ、オリンピックへ向けて取り組む姿の一端を示されました。



最後に登壇した田中ウルヴェ京氏(IOCマーケティング委員、国際水泳連盟アスリート委員)は、シンクロナイズドスイミングのメダリストであった経験を踏まえ、「優れたスポーツ選手はメダルや名声を得ることができるが、それを実感できるのは数年から10年くらいに限定される。スポーツ選手は、選手としてのキャリアの過程で多くのビジネススキルを学ぶことができ、また、それらはスポーツ以外のエリアでも活用することができます。しかし実際には何をどうすればよいかわからない、ということも多いです」と述べ、自らの体験も踏まえてスポーツ選手のキャリアプログラムの重要性について触れ、今後のプログラムの発展に期待するプレゼンテーションを行いました。



セッションの中では、TIASとMESGOのプログラム参加者によるディスカッションとプレゼンテーションも行われました。TIASとMESGOの参加者が混成で5チームを構成、最後のプレゼンテーションの時間では活発な質問と議論が交わされ、充実したセッションを締めくくりました。 



【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201803061615-O3-l45JV2B3



【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201803061615-O4-c5b86OdN



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【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201803061615-O6-4jmvZxi4



【TIASとMESGOの共同セミナー概要】

日程:2018年3月6日(火)13時50分~18時30分

場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎

主催:筑波大学(つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)※スポーツ庁委託事業)

 MESGO(Executive Master in Sport Governance)

実施内容:

・開会挨拶(真田久教授(筑波大学/TIASアカデミー長))

・基調講演(藤江陽子氏(スポーツ庁審議官))

・日本の今後のスポーツにおける課題

《登壇者》

藤江陽子氏(スポーツ庁審議官)

大塚眞一郎氏(国際トライアスロン連合副会長)

境田正樹氏(公益財団法人日本バスケットボール協会理事)

高橋オリバー氏(日本コカ・コーラ株式会社 東京2020ゼネラルマネージャー)

田中ウルヴェ京氏(IOCマーケティング委員、国際水泳連盟アスリート委員)

《モデレーター》

高橋義雄准教授(筑波大学/TIAS スポーツマネジメントディレクター)

・TIAS及びMESGOプログラム参加者によるプレゼンテーション

・懇談会



【MESGOセッション9:The future of Sport概要】



期間: 2018年3月5日(月)~3月9日(金)

実施内容: The Future of Sportをテーマとしたディスカッション、国内外の大学教授、競技連盟、スポーツ関連団体ならびに関連企業からのゲスト講師による講義、およびワークショップ等

3月5日(月):日本青年館ホール

3月6日(火):筑波大学東京キャンパス文京校舎

3月7日(水):公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック協議大会組織委員会

3月8日(木):公益財団法人日本サッカー協会

3月9日(金):コトブキシーティング株式会社



◆MESGO(メスゴ)とは



MESGO(Executive Master in European Sport Governance)は、2009年UEFAが中心となり設立。フランスのほか世界の8カ所を移動して、5日間9セッションの「エグゼクティブ(上級者)を対象としたスポーツマネジメントプログラム」として、プロスポーツにおけるガバナンスに関連した国際的慣行の複雑な側面や多様性を習得することによってスキルの向上を目指す組織です。プログラムはスポーツ部門の専門家のために考案されており、国内競技連盟のユニットや部門の責任者、また事務局長やボードメンバーに選出された人達など、すでにスポーツ産業で働いているプロフェッショナルを対象としています。 詳細については、http://www.mesgo.org/ をご覧ください。



◆つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)とは



TIASは、日本政府が推進するスポーツおよびオリンピック・パラリンピックムーブメント普及のための「Sport for Tomorrow」プログラムの一環であり、政府の全面的な支援を受けています。TIASの母体である筑波大学は、アジア初の国際オリンピック委員会(IOC)委員である嘉納治五郎を前身校の学長に持ち、100年以上にわたって日本のオリンピック・ムーブメントを牽引してきました。2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、TIASでは、世界から選出された学生と交流し、オリンピック・パラリンピック教育をはじめ、最新のスポーツマネジメント、ティーチング・コーチングなど、幅広く学ぶことができます。 詳細については、http://tias.tsukuba.ac.jp/ をご覧ください。



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